【全日本大学駅伝】初Vの国学院大・平林 区間2位好走も「申し訳ない」監督に涙の謝罪

国学院大・平林

　◇全日本大学駅伝（2024年11月3日　熱田神宮～伊勢神宮の8区間106・8キロ）

　10月の出雲駅伝を制した国学院大が、5時間9分56秒で初優勝を飾った。出雲との2冠を達成し、来年1月の箱根では3冠を狙う。

　7区（17・6キロ）は当日変更で大エースの平林清澄（4年）を起用。青学大・太田蒼生（4年）を終盤で逆転したが、再逆転を許して4秒ビハインドで最終8区（19・7キロ）に突入した。

　結果的に上原琉翔（3年）がアンカー決戦で意地を見せて初優勝を飾ったが、平林は区間2位タイの好走にもかかわらず責任を背負い込んでいたという。

　前田監督によると、平林は自身の走りを終えた後、指揮官に泣きながら電話。「監督、申し訳ない」と謝罪したという。指揮官は「レースは終わっていないから、上原を信じて待とう」と励ました。