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「光る君へ」病の道長“まひろと川辺の誓い”絶望から救われ嗚咽…ネット号泣「関白宣言」「百舌彦GJ」

スポニチアネックス / 2024年11月3日 20時47分

大河ドラマ「光る君へ」第42話。まひろとの“新たな約束”に、藤原道長(柄本佑)は咽び泣き…(C)NHK

 女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は3日、第42話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となった。

 第42話は「川辺の誓い」。三条天皇(木村達成)との覇権争いを繰り広げる中、藤原道長(柄本佑)の体調に異変が起きる。一方、まひろ(吉高由里子)は里帰り中、藤原賢子(南沙良)がケガをした双寿丸(伊藤健太郎)を連れているところに出くわし…という展開。

 長和元年(1012年)。藤原顕信(百瀬朔)が比叡山に出家。母・源明子(瀧内公美)は道長に怒りをぶつけ、悲嘆に暮れた。

 三条天皇は藤原妍子(倉沢杏菜)を中宮、藤原彰子(見上愛)を皇太后、長年連れ添った藤原すけ子(すけ=おんなへんに成)(朝倉あき)を皇后とした。道長は術中に落ち、抗えなかった。

 妍子は宴三昧。三条天皇は中宮の元へ渡らない。一条天皇(塩野瑛久)と彰子の間を取り持った「源氏の物語」だが、もはや役に立たない。道長の相談に、まひろは「物語は人の心を映しますが、人は、物語のようにはいきませぬ」――。

 本文のない「雲隠」の巻名だけ書き残し、まひろは実家に戻った。

 道長は病に倒れる。顕信の受戒(仏の定めた戒律に従うと誓う儀式)に参列しようと、馬に乗ったまま比叡山に入り、僧に石を投げられた祟りか。道長は辞表を返され、病を喜ぶ怪文書も出回った。

 百舌彦(本多力)が「実は、殿様のお加減がおよろしくなく…」とSOS。まひろは宇治の別邸を訪ね、やつれた道長と川辺を歩いた。

 道長「早めに終わってしまった方が楽だというおまえの言葉が、分かった」

 まひろ「今は死ねぬと仰せでしたのに」

 道長「誰のことも信じられぬ。己のことも」

 まひろ「もうよろしいのです。私との約束は、お忘れくださいませ」

 道長「おまえとの約束を忘れれば、俺の命は終わる。それで帝も皆も喜べば、それでもよいが」

 まひろ「ならば私も一緒に参ります」

 道長「戯れを申すな」

 まひろ「私も、もう終えてもいいと思っておりました。物語も終わりましたし、皇太后様も強く逞しくなられました。この世に私の役目は、もうありませぬ。この川で2人流されてみません?」

 道長「おまえは、俺より先に死んではならぬ。死ぬな」

 まひろ「ならば、道長様も生きてくださいませ。道長様が生きておられれば、私も生きられます」

 道長は咽び泣いた。

 まひろは筆を執る。賢子に「終わったの」と告げた「源氏の物語」の執筆を再開。それは、主人公・光源氏亡き後の続き――。

 直秀(毎熊克哉)の悲劇を繰り返さぬよう、まひろが望む世をつくると道長は約束。しかし、政の頂に立ったものの、四面楚歌に病。まひろが“新たな約束”を交わし、絶望の淵から道長を救い出した。

 初回(1月7日)、まひろ(落井実結子)と三郎(木村皐誠)が運命の出会いを果たしたのも川辺。「また6日後に会う」約束は叶わなかったが、あれから30年超、お互いに「生きる」と誓い合った。

 SNS上には「号泣案件」「ソウルメイトの心の通い合い(涙)」「今夜は泣いてしまった」「尊い愛の形」「涙涙。一途な思い、生きる意味」「(さだまさしの名曲)『関白宣言』のようなことを言う道長くん」「左大臣、まさかの関白宣言」「百舌彦、GJ(グッドジョブ)」「柄本佑さんの演技力」「心揺さぶられる回」などの声が続出。視聴者の涙を誘った。

 次回は第43話「輝きののちに」(11月10日)が放送される。

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