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大荒れ予選で角田裕毅が自己ベスト3番手! 「とても難しかったが、楽しめた」 F1ブラジルGP

スポニチアネックス / 2024年11月3日 21時21分

予選3番手の角田裕毅(右)はポールポジションのノリス(中央)、2番手のラッセルと写真撮影(ロイター)

 ◇F1第21戦ブラジルGP 予選(2024年11月3日 サンパウロ インテルラゴス・サーキット=1周4.309キロ)

 大雨の影響で一日順延となった予選が現地時間午前7時30分(日本時間午後7時30分)から行われ、RBの角田裕毅が自己最高の3番手につけた。雨のコンディションで安定した走りを披露し、予選1回目(Q1)を5番手で突破。2回目(Q2)は10番手でギリギリの通過となったが、3回目(Q3)のラストアタックで自身初の2列目グリッドを確保した。決勝では8戦ぶりの入賞とF1参戦4年目で初の表彰台を目指す。マクラーレンのランド・ノリス(英国)が1分23秒405で2戦ぶり今季7度目のポールポジション(PP)を獲得した。

 全車がウエットタイヤを装着したQ1は、ウィリアムズのフランコ・コラピント(アルゼンチン)がスピンしてフェンスにクラッシュ。赤旗中断後、残り8分50秒から再開されたが、メルセデスのルイス・ハミルトン(英国)が16番手でQ1敗退となったほか、ハース勢もオリバー・ベアマン(英国)が17番手、ニコ・ヒュルケンベルク(ドイツ)が19番手でQ2へ進めなかった。

 Q2は途中から雨が弱まり、各車がインターミディエイトへタイヤを変える中、前戦メキシコGPを制したフェラーリのカルロス・サインツ(スペイン)がクラッシュして2度目の赤旗中断。再開後も残り46秒でアストンマーチンのランス・ストロール(カナダ)がクラッシュしてセッションは打ち切られ、タイムアタック中だったレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)は12番手、同僚セルヒオ・ペレス(メキシコ)は13番手で脱落と、大荒れの展開となった。フェルスタッペンは今季6基目のエンジン投入により、決勝は5グリッド降格のペナルティーを受ける。

 周回のたびに各車がタイムを更新する展開となったQ3はアストンマーチンのフェルナンド・アロンソ(スペイン)がクラッシュし、残り6分59秒で赤旗中断。再開後にもウィリアムズのアレクサンダー・アルボン(タイ)がクラッシュしてマシンが大破し、残り3分31秒で5度目の中断となった。角田もアルボンより前にスピンしたものの、クラッシュすることなくコース復帰を果たした。角田の予選最高成績は昨季最終戦アブダビGPの6番手だった。

 悪天候の可能性を考慮して、決勝は予定より90分前倒しで実施され、現地時間午後0時30分(日本時間4日午前0時30分)にスタートとなる。

 ▼角田裕毅 とても難しかったが、楽しめた。すぐに良いペースをつかめて、ミスもあったが幸運もあって、リアム(ローソン)のおかげでチームとして良い結果を得られた。

 ▽予選順位

(1)ノリス(マクラーレン)

(2)ラッセル(メルセデス)

(3)角田裕毅(RB)

(4)オコン(アルピーヌ)

(5)ローソン(RB)

(6)ルクレール(フェラーリ)

(7)アルボン(ウィリアムズ)

(8)ピアストリ(マクラーレン)

(9)アロンソ(アストンマーチン)

(10)ストロール(アストンマーチン)

<以下Q2敗退>

(11)ボッタス(キックザウバー)

(12)フェルスタッペン(レッドブル)

(13)ペレス(レッドブル)

(14)サインツ(フェラーリ)

(15)ガスリー(アルピーヌ)

<以下Q1敗退>

(16)ハミルトン(メルセデス)

(17)ベアマン(ハース)

(18)コラピント(ウィリアムズ)

(19)ヒュルケンベルク(ハース)

(20)周冠宇(キックザウバー)

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