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DeNA三浦監督「最高の気持ち」 涙のお立ち台も礼に始まり、礼に終わる “爽やか番長”が日本一に

スポニチアネックス / 2024年11月3日 22時25分

<D・ソ>NPB・榊原コミッショナー(左)からトロフィーを手渡された三浦監督(撮影・島崎忠彦)

 ◇SMBC日本シリーズ2024第6戦 DeNA11―2ソフトバンク(2024年11月3日 横浜)

 DeNAの三浦大輔監督(50)は感動の涙を浮かべながらも最後の最後まで礼儀正しく、爽やかだった。

 セ・リーグ3位からの下克上で26年ぶり日本一。選手たちの手で5度宙に舞ったあと、いつも通り一礼してからお立ち台に上がり、勝利監督インタビューに臨んだ。

 そして、2回に飛び出した筒香の先制弾について聞かれると「ゴウがね。優勝するために横浜に戻ってきたっていうことでね。言葉通り、今日も勢いのつくホームランを打ってくれました」と感謝。

 「クライマックス(シリーズ)からそうですけども、本当にみんなでつないで、つないで。リリーフ陣も最高の働きをしてくれました」と続けた。

 本拠・横浜で日本シリーズ開幕を迎えながら2連敗スタート。だが、敵地で3連勝と逆襲して王手をかけ、戻った本拠で最高の瞬間を迎えた。

 「この短期間で本当に中身の濃い期間を過ごせたと思います。ありがとうございました」

 パ・リーグ王者のソフトバンクについては「強い強い相手だったので。本当に毎試合毎試合、全力を出さないと勝てないというチームだったので」と最大限のリスペクトを忘れない。

 だが、その強者を撃破した部下たちへも「選手たちもまた福岡に行って、気持ちを一つにして。勢いをつけて帰ってきて。またここ横浜で、全員が最高の力を発揮して。一つになれたと思います」とリスペクトを口にした。

 三浦監督が第3戦(西武D)で無念の敗戦投手となった1998年、西武との日本シリーズ。あの時も今回と同じ4勝2敗で、同じ本拠・横浜で日本一を決めた。「最高のファンの方の前で優勝できて、最高にうれしいです!ありがとうございます!」と声を張り上げた指揮官。現役時代から続けるこだわりのリーゼントヘアから「番長」の愛称を持つが、その素顔は気遣いができる、優しい、真面目な、誰からも愛される人柄だ。

 最後にファンへのメッセージを求められると「苦しい時も、しんどい時もね。常に信じて応援していただき、ありがとうございます」と感謝。

 「この日本シリーズ優勝、皆さんと一緒に喜び合えたこと。最高の気持ちで、うれしいです。ありがとうございます!」。最後は絶叫調になったが、ここでも90度に腰を折って感謝の意を示し、最後まで礼儀を忘れない涙の“爽やか番長”だった。

 

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