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文句なしMVPの桑原 シリーズ史上初5戦連続打点「凄く光栄」7年前も全試合1番「借りを返そうとは…」

スポニチアネックス / 2024年11月3日 22時25分

<D・ソ>NPB・榊原コミッショナー(左)から表彰される桑原(撮影・島崎忠彦)

 ◇SMBC日本シリーズ2024第6戦 DeNA11―2ソフトバンク(2024年11月3日 横浜)

 DeNAの桑原将志外野手(31)が「SMBC日本シリーズ2024」のMVPに輝き、記念トロフィーと賞金700万円を手にした。3勝2敗と王手をかけた第6戦でも4打数3安打3打点に、気迫のヘッドスライディングを見せるなどチームを鼓舞。31歳の闘志あふれるプレーが1998年以来26年ぶり3度目の日本一を呼び寄せた。

 日本一を決めた瞬間、ようやく“ハマのガッツマン”の表情が緩んだ。筒香と何度もハイタッチを交わし歓喜の輪へ。横浜の夜空に5度舞った三浦監督の胴上げ中も笑顔がはじけた。

 そして、大歓喜のハマスタでMVPに選ばれ名前を呼ばれた桑原は、笑顔で「ありがとうございます!!本当に幸せです。目の前の試合を一戦一戦、チームを絶対引っ張っていくっていう強い気持ちはありましたんで、みんなとともに日本一が獲れて本当にうれしいです」と自身の言葉をかみ締めるように語った。

 日本シリーズ史上初の5試合連続打点、計9打点と魂のこもった言動で文句なしのMVP。「はい、に思いますし、本当に、後ろにつないでいこうという気持ちが記録につながったんじゃないかなと思います」と下克上の6試合を振り返った。

 本拠で連敗を喫した27日の第2戦後。緊急の選手ミーティングで、発言を求められた桑原は厳しい言葉をナインに投げかけた。「はっきり言って今のソフトバンクに勝てる感じがしない。(巨人に4勝3敗で勝ったCS)ファイナル最終戦で負けたら終わりという、それと同じ気持ちで戦っているのか。その気持ちを続けるべきではないか」。ソフトバンクに屈した17年のシリーズを知る男は、その言葉を自ら体現した。言葉でもチームを鼓舞してきたことを称えられると「“悔しくないんか”というのは言ってなくて。ソフトバンクさんに全員で気持ちで、元気を出して立ち向かっていこうという話はしたが」と苦笑いで明かした

 7年前の日本シリーズも全試合1番。「7年前の借りを返そうとは思ってなくて。本当に、ここにいる最高のメンバーで、僕自身が喜びを感じながら…本当に幸せです」とやり切った充実の表情を見せた桑原は、超満員のハマスタを見渡し「最後の最後まで熱いご声援ありがとうございました。皆さんとともに、この瞬間を迎えることができて本当に幸せです。今後ともよろしくお願いします!」と力強い言葉で締めた。

 ◇桑原 将志(くわはら・まさゆき)1993年(平5)7月21日、大阪府生まれの31歳。福知山成美で主将を務めた3年夏は府大会準決勝で敗退し、甲子園経験はなし。11年ドラフト4位でDeNAに入団。1年目の12年10月1日の中日戦でプロ初安打。14年に内野手から外野手へ登録変更。1メートル74、80キロ。右投げ右打ち。

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