ドジャース番記者「コア4」が語る大谷の素顔 傑作だった 通訳通さずスラングで即答
スポニチアネックス / 2024年11月4日 1時31分
(右から)ロサンゼルス・タイムズのジャック・ハリス記者、オレンジカウンティ・レジスターのビル・プランケット記者、ジ・アスレチックのファビアン・アルダヤ記者、大リーグ公式サイトのフアン・トリビオ記者(撮影・沢田 明徳)
【SHO is the CHAMPION】大谷の世界一への道のりをさまざまな人物や角度から振り返る連載「SHO is the CHAMPION」。第4回はドジャース担当の米記者4人衆が語る大谷のコミュニケーション術。第2言語の英語でユーモアたっぷりに答え、米記者のハートをがっちりつかんだ。 (取材・大リーグ取材班)
キャンプからワールドシリーズ制覇まで追った米メディアのド軍担当記者は4人だ。
大谷は取材希望者が多いため、個別取材は原則禁止。そんな状況で、野球記者歴22年のオレンジカウンティー・レジスター紙のビル・プランケット記者は、取材ではなく「ワンチャン、ゲンキ?」「ムシアツイネ」など日本語で話しかけ、大谷の笑顔を引き出すのがうまい。5月にデーブ・ロバーツ監督におもちゃのポルシェを贈呈したことを例に挙げ「いつも真面目で冷静な男だと聞いていたが、ユーモアのセンスが高い」と感心した。
ロサンゼルス・タイムズ紙のジャック・ハリス記者と、ジ・アスレチックのファビアン・アルダヤ記者は、今季印象に残った出来事として、地区シリーズ開幕前日に「緊張している?」と質問され「Nope.(いいえ)」と即答したことを挙げた。通訳を介さないスラングに、記者会見場は笑いに包まれた。質問したハリス記者は「英語の質問を理解している。十分にコミュニケーションが取れる」とし、アルダヤ記者は「傑作だった。NoではなくてNopeと答えたところに普段から仲間とよく会話をしていることがうかがえた」と笑った。
ド軍担当歴7年の大リーグ公式サイトのフアン・トリビオ記者は、来季について「投手復帰の影響で盗塁数は減るかもしれないが、50本塁打は打つ。移籍2年目の環境に慣れてもっと良くなる可能性もある」と予想。「願わくば彼にもっと公の場で英語を話してほしい。そうすれば、彼の人柄が米国の野球ファンにもっと伝わる」と付け加えたが、世界一パレード後のステージでは英語で見事にスピーチした。
自分たちをヤンキースの黄金時代を支えた生え抜き4選手の別称「コア4」と名付けるド軍番記者4人衆。1年間追って知った、大谷の素顔だった。
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