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JR西日本が16年以来の初戦突破 「三振を恐れずに強振」する戸田が2安打2打点“昇天ポーズ”

スポニチアネックス / 2024年11月4日 6時1分

<王子・JR西日本>8回、左越えにソロ本塁打を放ったJR西日本・戸田(中央)はナインに迎えられ昇天ポーズ(撮影・奥 調)

 ◇第49回社会人野球日本選手権1回戦 JR西日本6―3王子(2024年11月3日 京セラD)

 1回戦3試合が行われ、JR西日本は王子を6―3で破って16年以来の初戦突破を決めた。「5番・右翼」の戸田航史外野手(25)がソロ本塁打を含む2安打2打点の活躍で貢献。日本製鉄鹿島、三菱重工Eastも2回戦に進んだ。

 先輩の前で右拳を突き上げた。JR西日本の戸田が、4―3の8回1死から左翼席へソロ本塁打を放った。

 「三振でもいい。思い切り振ろうと思っていました」。試合前に同社OBでオリックスの杉本が現地観戦すると知り、本塁打を打った選手は「昇天ポーズ」を披露することを決めていた。初回は先制の右前打で右拳を掲げると、2大大会での自身初本塁打で思う存分ポーズを決めた。

 7月の都市対抗ではJR東日本東北との1回戦で敗退。満塁弾とソロの2発による5失点で敗れたことで、秋に向けた方針が決まった。「全国大会で勝つために長打力を磨こう」。内野ゴロと三振の確率が同等であることが分かり、「内野ゴロになるぐらいなら、三振を恐れずに強振しよう」とチーム内で徹底。狙い通り、戸田は2ストライクからのスライダーを軽打せず、値千金の一発を放った。

 「次からも打撃でチームに貢献していきたい」。12安打6得点と打線が機能して初戦突破。ラオウ先輩のように、一片の悔いも残さぬように振り抜く。 (河合 洋介)

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