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【ラグビー】埼玉のWTB竹山 豪留学の成果証明「インサイドでトライを取れた」SRレッズと親善試合

スポニチアネックス / 2024年11月4日 18時48分

<埼玉・レッズ>後半、中央を突破してトライを挙げ、雄叫びを発する埼玉のWTB竹山晃暉(中央)

 ◇グローバルラグビーフェスタ2024 埼玉28―42レッズ(2024年11月4日 埼玉・熊谷ラグビー場)

 22年に始まった親善試合は3年目を迎え、昨季リーグワン1部準優勝の埼玉はスーパーラグビー・パシフィックのレッズ(オーストラリア)に28―42で敗れた。通算対戦成績は埼玉の3戦全敗。WTB竹山晃暉(28)は先発フル出場を果たし、後半には1トライもマーク。「前半は空回り。気持ちに体が付いてこなかったが、後半は180度切り替えられたのは成長。インサイドでトライを取れた」と振り返った。

 前半は個人の凡ミスが重ねたが、ハーフタイムを経て切り替えると、後半は本領を発揮。右ウイングながらコンタクトエリアや15メートルライン内の攻撃にも積極参加し、好機を演出した。見せ場は同19分。ゴール前中央でパスをもらうと、相手の大型FWが待ち構えるゴールポスト下のわずかな隙へ突っ込み、ボールをねじ込んだ。快足ウイングとして鳴らしてきた竹山が、パワーでトライを奪った。

 昨季終了後にオーストラリアへ渡り、首都キャンベラのクラブチームで約3カ月間プレー。10試合に出場し、フィジカル面プレーでも大きな成長を遂げた。トライシーンは「相手は高いタックルで来るので、いなして行けると思った。力を逃がすところを(オーストラリアで)学んだ」といい、フィジカルとボディーコントロールの成長が詰まったトライにつなげた。

 帝京大から19年4月に入団し、はや6年目。昨季限りでフッカー堀江が引退し、SO松田は移籍と主力が抜けたチームを引っ張っていく存在として、「(前半は)反省。バックス陣は若いので、引っ張っていきたい」と自覚十分に語った竹山。3季ぶりのリーグ制覇に向けても、快晴のホームグラウンドで頼もしく成長した姿を見せつける80分間になった。

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