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年間最多勝を争う大の里と琴桜が連合稽古で連続20番 大の里が11勝9敗

スポニチアネックス / 2024年11月4日 19時4分

三番稽古で火花を散らす琴桜と大の里(右)

 大相撲九州場所(10日初日、福岡国際センター)に向けた二所ノ関一門の連合稽古が4日、福岡市東区の佐渡ケ嶽部屋で行われ、年間最多勝を争う新大関・大の里(24=二所ノ関部屋)と大関・琴桜(26=佐渡ケ嶽部屋)が連続20番取り、大の里が11勝9敗だった。

 秋場所終了時点で56勝19敗で年間最多勝でトップを走る大の里は10月の秋巡業で体調を崩し途中離脱。29日から稽古を再開し「不安要素しかなかった」と明かすなかで、先輩大関に食い下がった。右の相四つ。大の里は琴桜の右を警戒し、左を巻き替えてもろ差しで逆襲するなど新境地も見せた。得意の馬力を生かした攻めはなかったものの「番数をこなせたし、いい部分も悪い部分も出た」と収穫十分の口ぶりだった。

 師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)は「琴桜と稽古できたことはいい経験にはなった。あとは場所前の1週間を充実したものにする。そこだけ」と指摘。場所で結果を出すためには何が必要か。ここからが勝負となる。「1週間を短いと捉えるか、長いと捉えるかは自分次第。自分はまだ1週間もあると思っているし、まだ良くなると思う。しっかり修正して、初日に間に合うように頑張りたい」と前向きな言葉で締めくくった。

 今年52勝の琴桜は終始相手の陣地に攻め込むなど積極性がうかがえた。土俵際まで攻め込みながら逆転されると「くそー」と悔しさをあらわにする場面も。「ここまでしっかりと稽古できている。本場所で出し切るだけ」ときっぱり。師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)も師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)も「攻めている相撲が多くて良かった」と評価した。

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