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過激な「佐々木朗希報道」に制裁を! NPB様、米メディアの暴走を止めて下さい

スポニチアネックス / 2024年11月4日 20時2分

ロッテ・佐々木朗希

 【君島圭介のスポーツと人間】 DeNAの26年ぶり日本一で幕を下ろした日本シリーズだが、場外では日本野球機構(NPB)がフジテレビから第1、2戦の取材パスを没収する“事件”も起きていた。

 第1、2戦を他局が生放送中に、フジテレビがドジャースの大谷翔平が出場する大リーグのワールドシリーズのダイジェスト番組を放送したことが影響したとみられている。

 そこまでして日本のプロ野球を守る覚悟があるのなら、ぜひタンパリングを誘発するような米メディアの過激な報道にも制裁を加えていただきたい。

 全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ記者が3日(日本時間4日)、ロッテの佐々木朗希投手(23)の去就について自身のXで「MLBの球団と契約する可能性もある」と明記している。

 さらに大リーグ公式サイトは1日に将来的に大リーグは今オフのFA選手トップ25に佐々木を選出している。

 勘違いしないでほしいが、佐々木朗はFA選手ではない。NPBが統一契約書によって「保留選手」と認めたロッテ球団の選手だ。

 保留選手は日本プロ野球協約49条に「一旦特定の球団と契約を締結すると他の球団と一切契約交渉できなくなる」と定められている。

 これを破って他球団が声をかけたり、例え裏でこそっとであっても獲得の意思を示せばタンパリングになる。

 全米野球記者協会の人間や大リーグの公式サイトが佐々木の大リーグ移籍を前提に報じることは、日米間の紳士協定を破り、ロッテやNPBの権利を土足で踏みにじる行為だ。

 シーズン中にドジャースのデーブ・ロバーツ監督に「佐々木朗希」について質問した記者はタンパリングではないのか。

 巨人の取材中に阿部慎之助監督に「○○球団の××投手が今オフにもFA移籍するみたいですけど欲しいですか?」と質問したら球団広報につまみ出されるし、NPBは取材パスを取り上げるだろう。なぜ米記者は許すのか?

 NPBはロッテの保留選手である日本球界のスーパースターに面白おかしくちょっかいを出す米メディアに警告なり、厳しい制裁を行うべきだ。

 報道の自由?フジテレビには強硬姿勢を貫いたではないか。

 NPB様、改めてお願いします。

 正式な権利を持つロッテが将来的にポスティングなりトレードなりの結論を出すまで、米メディアや大リーグ公式サイトを黙らせてはくれませんか?

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