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大橋会長「夢の架け橋になることが井上尚弥の使命」 推定30億円の歴史的契約つかんだ愛弟子の今後に言及

スポニチアネックス / 2024年11月4日 23時0分

(右から)井上、王族、大橋会長

 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)が4日、サウジアラビア・リヤドで同国政府主導のエンターテイメントイベント「リヤド・シーズン」と総額30億円(推定)のスポンサー契約を締結した。

 2日深夜にプライベートジェットで井上とともに現地入りした所属ジムの大橋秀行会長(59)は、2日間の交渉を「短い時間だったが満足いく形で交渉できた」と振り返り、「ボクシング界の歴史にない出来事。歴史の1ページに残る日になったと同時に、井上尚弥が突き進む前人未到の地をまた一歩、突き抜けたのかなという感じ」と笑みを広げた。

 2日間の滞在期間でサウジアラビア娯楽総局トゥルキ・アル・シェイク長官や皇族と対話を重ねた同会長。ボクシング熱を感じたことを明かし「政府の方も情熱も凄くあるし、熱意が伝わってきた。この熱意があればサウジアラビアがもの凄く発展することは間違いない」と予想。今後、日本ボクシングのライブ配信が中東で行われる可能性について「十分にある。それもこの話を受け入れた大きな部分。これから中東は間違いなく伸びる」と断言した。

 「リヤド・シーズン」の“広告塔”となった井上には、日本人ボクサーの未来切り開く“先駆者”としての役割を期待する。「トゥルキ長官は井上以外の日本人ボクサーを知らなかった。今、日本のボクサーは優秀なチャンピオンがいるし、一目見たら大ファンになると思う。井上はこれから夢の架け橋になる役割。未来に向けての突破口を開くことが使命」と無敗のモンスターの今後に期待した。

 サウジアラビアが新たなボクシングの聖地となっているとも話し「今サウジアラビアは一番熱く注目されている国。『リヤド・シーズン』が全ボクサーの憧れの場になっている。そこから声がかかるのは光栄なことだし、タイミング的にチャンスがあればぜひ行きたい」とモンスターのサウジ上陸に前向きだった。

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