1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

阪神・才木 “無双フォーク”復活 ブルペン52球中9球試投 「ずっと気になっていた。感覚良かった」

スポニチアネックス / 2024年11月5日 5時16分

<侍ジャパン合宿>ブルペンでフォークを投げる才木(撮影・光山 貴大)

 国際大会「プレミア12」(グループBは13日開幕)に出場する侍ジャパンの才木浩人投手(25)が4日、“無双フォーク”を取り戻した。ブルペン入りして計52球のうち、フォークを9球試投。シーズンの後半戦にややスライダー気味に落ちていた軌道を、直角に近い形に修正した。強豪国との試合で先発が濃厚な本大会へ向けて自信を深めた。

 ブルペンでテンポ良く投げていた才木が、ある時だけ捕手後方に設置された投球間20秒のタイマーを気に留めなかった。無走者時のみ「ピッチクロック(投球間の時間制限)」が導入される今大会。フォークを投じた後、真横に設置された回転数や回転軸をチェックする「トラックマン」のデータに目をやり、リリース時のポイントを入念に確認した。

 「フォークの落ち方はずっと気になっていた。感覚は良かったし、今日みたいな感じで投げられたら問題ない」

 全52球中、フォークは9球。キャリアハイの13勝を挙げた今季、威力抜群の直球に加え、各球団の強打者を苦しめたのが、直球の軌道のまま落ちるフォークだ。前半戦に3完封を含む8勝の躍進を支えた“無双フォーク”に違和感が生じたのが後半戦。直角に近いイメージで落ちるのではなく、スライダー気味に落ちていたという。

 「どう回転がかかっているかというのが結構大事。“こういう感じでリリースしているとこういう回転になるから、こういう軌道になるよね”みたいなものはチェックできた」

 投球を重ねるたびにボールは理想の軌道に落ち始め、表情にも充実感がにじんだ。最後にはiPadでフォームを確認。投球を見守った吉見投手コーチに「エース格として期待している。おいおいどこで投げるか分かると思う」と全幅の信頼を寄せられた。

 150キロを超える直球と鋭く落ちるフォークを兼ね備える投手は海外でも希少。「いい感じに調整できている。継続してやっていきたい」とうなずいた才木には、世界を驚かせる準備が整いつつある。 (石崎 祥平)

 ≪前半被打率.167→後半.205≫

 ○…才木(神)の今季フォークの被打率は.178(152打数27安打)。球宴までの前半戦で.167(108打数18安打)に対して、球宴後の後半戦は.205(44打数9安打)と数字を落としていた。

 ≪森下「9番・右翼」スタメン≫

 ○…森下はきょう行われる広島との練習試合(SOKKEN)に「9番・右翼」で出場する予定だ。本戦では中軸を任されることが濃厚だが、今回は実戦から離れている選手から打順が組まれ、「9番」での出場。「結果を残せるように。練習試合といっても本戦までそんなに時間はない」と意気込んだ。前日は中大の2学年上で仲の良い牧がDeNAの球団26年ぶりの日本一に貢献。これから合流する先輩を「こっちで優勝することを考えておいてほしいです」と上から目線でイジりつつ再会を待ちわびた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください