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元巨人のミキハウス・桜井俊貴が8回3失点完投も惜敗「東京ドームで勝つことを新たな目標に」

スポニチアネックス / 2024年11月5日 6時3分

<JR東海・ミキハウス>6回、勝ち越しを許したミキハウス・桜井(撮影・平嶋 理子)

 ◇第49回社会人野球日本選手権2回戦 ミキハウス2―3JR東海(2024年11月4日 京セラD)

 ミキハウスは元巨人・桜井俊貴投手(31)の8回3失点完投も及ばなかった。1回戦のENEOS戦で挙げた完封勝利から中3日の疲労を感じさせず、最速150キロを計測。6回にミスも絡んで逆転を許したが「(投球に)強弱をつけて、打者に考えさせることができた」と収穫も口にした。

 15年ドラフト1位で巨人入りし、22年限りで一度は引退。巨人でスカウトを務めた1年間を経て現役復帰したシーズンが終了した。「プロとは1試合に懸ける思いが違う。東京ドームで勝つことを新たな目標にしたい」。今年果たせなかった都市対抗1勝を見据えた。

 以下は試合後の一問一答。

 ―投球を振り返って

 「JR東海さんの前の試合を見て、スイングも強いですし、なんとかタイミングを外し、芯を外し、そういうピッチングができた」

 ―最速150キロが出ていて、調子は変わらないようだった

 「特にスピードとか気にせず、強弱をつけて。変化球の中でも、ちょっと抜いて投げて“何を投げているのかな”って、バッターに考えさせることはできた」

 ―6回の失点は不運なプレーもあった

 「“タラレバ”を言えばしょうがないですけど、流れがやっぱり悪かった。なんとか1点で抑えられればよかった」

 ―チャレンジしたシーズン、どんな1年間だったか

 「1年のブランクがあるっていうのを言い訳にしないように。どうしても「元プロ」っていうのが付きまとうんで。結果を出せなかったら、やっぱり周りからも見る目は違うと思う」

 ―プレッシャーはあったか

 「そうですね。都市対抗と日本選手権に出てくれっていうのはすごく言われていたんで、不安の方が大きかったですけど。とにかく練習して、失敗と成功を繰り返して、それを積み重ねていって、今日それがいい形で出たと」

 ―社会人野球の魅力は

 「1試合に懸ける思いっていいますか。プロだと143試合やるんで、どうしても負け試合が出てくるんですけど、最後まで諦めないところはすごくいい野球ができているなと」

 ―来年の目標は

 「都市対抗で勝てなかったのは、すごく心残り。やっぱり東京ドームで勝つことを目標にして、冬はちょっと考えながらやっていきたいです」

 ―チームに残せたもの、貢献できたこと

 「パッと来て、若手にああしろこうしろっていうのもなんか違うかなと。練習を一緒にやる中で、なんか感じてくれるものがあれば。自分のことで精いっぱい(笑い)。もう必死でやってました」

 ―若手が出てきてくれたら、自身の負担も軽くなったと思う

 「こうやって期待されていることを意気に感じながら。それを見て若手が、この冬どうするかな、と。そういうところにもいい影響があればって思いました」

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