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トヨタ自動車が準々決勝進出 入社1年目の熊田任洋が大勝を呼ぶ3安打

スポニチアネックス / 2024年11月5日 6時3分

<トヨタ自動車・NTT東日本>初回、安打を放つトヨタ自動車・熊田(撮影・後藤 正志)

 ◇第49回社会人野球日本選手権2回戦 トヨタ自動車9―1NTT東日本(2024年11月4日 京セラD)

 2回戦3試合が行われ、2大会ぶり7度目の優勝を狙うトヨタ自動車が12安打9得点の猛攻で、NTT東日本との強豪対決を制した。早大から入社1年目の熊田任洋(とうよう)内野手(23)は「2番・三塁」で出場し、先制の口火を切る右前打を含む3安打1打点。8強一番乗りに貢献した。西部ガス、JR東海も準々決勝に駒を進めた。

 猛打の口火を切ったのは、新人の熊田だった。初回1死。カウント0―1から難しい内角低め直球を、痛烈に右前へはじき返し先制劇を演出した。

 「初戦に比べてボールが見えるようになっていた。先制点につながって良かったです」

 5―0の3回2死満塁では左前適時打。7回先頭でも右前打し3安打の活躍で、12安打9得点の大勝を呼んだ。東邦(愛知)3年の選抜は4番で全国制覇。早大でも1年春から遊撃の定位置をつかんだ。新人ながら今大会は2試合で7打数4安打の打率・571、4得点と打線を活性化させている。

 ドラフト解禁となる来季に向けてアピールの舞台だが、熊田は「チームが勝つためにベストを尽くすのが一番。その結果、活躍できれば」と謙虚だった。 (森田 尚忠)

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