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須藤弥勒が参戦中のプロパッティングツアーは年間賞金総額1000万超! 過去には寺岡沙弥香も参戦

スポニチアネックス / 2024年11月5日 6時8分

パッティングツアーに参戦する選手たち(前列中央が須藤弥勒)

 史上初めてジュニアメジャー4冠を達成し、天才ゴルフ少女と呼ばれる須藤弥勒(13=ゴルフ5/太陽自動車)が今季参戦しているプロパッティングツアーの全日本選手権が2日と3日に新宝塚CCの練習グリーンで行われた。

 当初は2日間で争われる予定だったが、第1日目は大雨警報のため中止。予選27ホール、決勝ラウンド3ホール、ファイナルラウンド3ホールで行われた。弥勒は中学の中間試験のため全日本選手権には参加しなかったものの、500万円の優勝賞金をかけて総勢50名のパッティングプロたちが熱戦を繰り広げた。

 第3回大会に引き続き、廣田直人が連覇を飾った。

 プロパッティングツアーは年間を通して全国のゴルフ場で行われており、優勝賞金10万円(もしくは全日本への出場権)をかけて18ホール(各ホールパー2)で競う競技で年間賞金総額は1000万円を超える。

 弥勒以外にも、今年のプロテストにトップ合格した寺岡沙弥香、4位で通過した神谷桃歌、女子として史上初の男子ツアープレーヤーとなった寺西飛香留、男子レギュラーツアーで優勝経験のある菊池純や男子の下部ツアーで優勝した前川大治なども過去に大会に出場。寺岡はこのツアーで通算2勝をあげており、弥勒も通算3勝をあげている。

 歴代の優勝者たちにはドラコンプロの南出仁寛、今年連覇した廣田も男子ツアーQTファイナルまで進んだ経歴を持つなど、男子プロたちも活躍中。他にも、レッスンプロを営むものや大学生ゴルファーなども多いが、中にはアマチュアゴルファーながらパターに自信のある選手も試験を受験して「パッティングプロ」となった例も数多く存在する。

 弥勒の父・憲一さんは「練習場のグリーンとはいえ、この試合ようにゴルフ場はしっかりと高速になるように短く切り、ローラーなどをかけて11から12フィート出るように設定してくれています。賞金がかかった一打のかかった手に汗を握る勝負に、弥勒もすごく鍛えられました。レベルはものすごく高いと思います」と話す。

 寺岡はパッティングツアーに参戦してから22年に日本女子アマチュア選手権を制覇。神谷や弥勒などもパットの名手として名を馳せている。今後このパッティングツアーから何人の男女ツアープロが誕生するのか今後も注目が集まる。

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