「光る君へ」第42話9・1% 今度は裏番組の日本S高視聴率 3週連続“不運”1桁も“川辺の誓い”反響
スポニチアネックス / 2024年11月5日 9時52分
女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は3日、第42話が放送され、平均世帯視聴率は9・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが5日、分かった。番組1桁は、第40話(10月20日)の9・8%、第41話(10月27日)の9・5%に続く3週連続4度目。10月20日は11・6%を記録した日本テレビ「クライマックスシリーズファイナルステージ第5戦 巨人×DeNA」(後7・00~8・54)、10月27日は「衆院選開票速報2024」(後7・55)、今回はDeNAが26年ぶりの日本一となり、14・4%の高視聴率を記録したTBS「SMBC日本シリーズ2024第6戦 DeNA×ソフトバンク」(後6・03~9・30)とぶつかる3週連続の“不運”となった。
CS第5戦の試合終了は午後8時40分で、瞬間最高視聴率は同時刻の16・0%だった。衆院選開票速報時は、本放送(総合テレビ)が通常より50分繰り上げの午後7時10分スタート。NHK連続テレビ小説も、放送時間変更の際は数字が下がる傾向にある。
3日の「テレビ朝日「ポツンと一軒家」(日曜後7・58)は11・0%だった。
配信全盛の時代となり「リアルタイムの世帯視聴率」は急激に低下。ゴールデン帯(午後7~10時)の総世帯視聴率(HUT、関東地区)は2021年=58・0%、22年=52・8%、23年=49・6%(いずれも年間平均)と8・4ポイントも激減。これに伴い、ほぼ全番組の数字がダウンしている。
大河ドラマも年々、配信サービス「NHKプラス」「NHKオンデマンド」による視聴が増加。「光る君へ」初回(1月7日)の「NHKプラス」視聴数は、この時点で同局の全ドラマの中で過去最多をマークした。午後6時からのBS先行放送を選ぶ大河ファンも多い。
「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となった。
第42話は「川辺の誓い」。互いに現世に未練のない様子のまひろ(吉高由里子)と藤原道長(柄本佑)だったが、生きるという“新たな約束”を交わし、道長は嗚咽。視聴者の涙を誘い、反響を呼んだ。
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