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漫画家・楳図かずおさん死去 新作「連作絵画」制作中だった 今年10月に発表 88歳にして制作に鋭意

スポニチアネックス / 2024年11月5日 12時22分

楳図かずおさん

 「漂流教室」「まことちゃん」などで独自の作風を築いた漫画、芸術界の巨匠・楳図かずお(本名・楳図一雄=うめず・かずお)さんが10月28日、死去した。88歳。小学館が5日発表した。胃がんを患っていたといい、施設で療養中だった。楳図さんは今年10月2日に新作の制作を発表したばかりだった。

 楳図さんは1936年9月生まれ、和歌山県出身。1955年に貸本漫画家として活動を始め、「週刊少年サンデー」などに作品を発表。55年に「森の兄妹」でプロ漫画家デビューを果たした。代表作は「漂流教室」「まことちゃん」など。ホラー、SF、ギャグと幅広い分野で漫画文化へ貢献した。

 今年10月2日には、88歳にして新作となる「連作絵画」を制作中であると、小学館集英社プロダクションが発表したばかりだった。

 新作のタイトルは「JAVA 洞窟の女王」で、22年に発表した楳図さんの27年ぶりの新作「ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館」と同じ連作絵画。制作中の連作絵画のうち1点が、今年9月12日から10月5日に石川・金沢21世紀美術館で開催された「楳図かずお大美術展-マンガと芸術の大転換点-」に展示されていた。

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