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JFE西日本が2年連続8強!カットボーラー・西野知輝が全国初先発で好投 社会人日本選手権

スポニチアネックス / 2024年11月5日 13時40分

<JFE西日本・三菱自動車倉敷オーシャンズ> 力投するJFE西日本の先発・西野 (撮影・後藤 大輝)

 ◇第49回社会人野球日本選手権2回戦 JFE西日本6―2三菱自動車倉敷オーシャンズ(2024年11月5日 京セラD)

 JFE西日本が、三菱自動車倉敷オーシャンズを下して2年連続の8強入りを決めた。2大大会で初登板初先発となった入社1年目の西野知輝が、7回途中2安打2失点と試合をつくった。

 「きょうは6回1/3までは、できすぎかなと…。欲とか出して打たれたくなかったので、打者一人一人、一球一球という気持ちで1回からいきました。(今までに)こんなことがなかったので、逆にその(打たれた)後が難しかったです」

 1メートル73、74キロと小柄な最速142キロ左腕。この日の直球の最速も140キロで、平均135キロ前後と圧倒的な球威を誇るわけではないが、ある特長を持つ。それは、全投球の5割以上を占める球種が直球ではないことだ。軸球は「自分の中で一番自信のあるボール」という125キロ前後から130キロ台前半まで球速の幅を持つカットボール。そこに直球、カーブ、スライダー、チェンジアップを織り交ぜ、相手打線に凡打の山を築かせた。

 7回1死までノーヒット投球を展開。初安打を許した直後、2死一塁から代打・尾堂吉郎に左中間への2ランを浴びて降板となったものの、6回2/3を投げ2安打2失点と試合をつくった。

 鳴門高(徳島)ではエースとして2年夏、3年夏の甲子園大会に出場。山梨学院大では4年秋に関甲新学生リーグの最多勝利投手賞(4勝)、最優秀防御率(0・32)を獲得した逸材。今夏の都市対抗ではベンチにすら入っていなかった左腕が、初の全国舞台で輝きを放った。

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