ホーバス監督が続投会見「ロスでベスト8に入りたい」三屋会長「パリ五輪前から次もトムでいきたいと」

＜バスケ　ホーバス監督　会見＞会見に臨むホーバス監督（撮影・西海健太郎）

　日本バスケットボール協会（JBA）と契約を延長した男子日本代表のトム・ホーバス監督（57）が5日、都内で会見を開き、「パリ五輪は目標を達成できなかった。ロスにクオリファイしてベスト8に入りたい」と28年ロサンゼルス五輪での8強入りを目標に掲げた。

　同席したJBAの三屋裕子会長は「ロス五輪までを視野に入れて就任の依頼をした。細かいミッションはございません。彼のやり方は私なりに理解している」とノルマを設定していないことを示唆。「個人的にはパリ五輪前から次もトムでいきたいとずっと思っていた。私の中ではセカンドプランはなかった」と信頼を口にした。

　ホーバス監督は21年東京五輪で女子日本代表を銀メダルに導いた後、男子の監督に就任。昨夏のW杯では3勝を挙げ、48年ぶりの自力での五輪切符を獲得した。パリ五輪は1次リーグ3戦全敗に終わったが、準優勝した開催国フランスと延長戦にもつれる激闘を演じるなど善戦。日本協会は手腕を高く評価し、8月の段階で続投を要請して交渉を続けてきた。21日のアジア杯予選モンゴル戦（日環アリーナ栃木）が五輪後の初采配となる。