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【侍ジャパン】井端監督「相手の出方を見て、というところをやりたかった」 快勝より収穫は「先攻」の経験

スポニチアネックス / 2024年11月5日 16時19分

侍ジャパン練習試合<日本・広>6回、選手交代を告げにベンチを出る井端監督(撮影・光山 貴大)

 ◇練習試合 侍ジャパン5ー0広島(2024年11月5日 清武)

 侍ジャパンが国際大会「ラグザスpresents第3回プレミア12」に向けての初実戦となる練習試合を行った。井端弘和監督(49)が大会連覇に向け、戦術的な経験を得たことを収穫に挙げた。

 投げては先発・井上が3イニングをパーフェクト投球するなど、5投手が完封リレー。打線は3番・辰己が2安打2打点、5番・紅林が3安打1打点と機能して5点を奪った。井上については「クライマックス(シリーズ)でも、いい投球をしてくれて、初回は手探りだったかなと思いますが、3イニング目は圧巻のピッチングを見せてくれた。順調に来ていると思います」と評価。打線については「まだまだ、これで入ってもらっては困るので。あと2試合ある。強化試合の2試合の中で早く仕上げて、いい状態で本番を迎えられれば」とさらなる上昇を求めた。

 投打の仕上がりはこれから。この時点での最大の収穫は「戦術面」だった。この日の試合は7回制の特別ルールで、8回はタイブレーク練習にあてた。試合は後攻だったが、8回のみ先攻、後攻を入れ替えて、先攻めで臨んだ。

 「これまで、ほとんどが後攻めからのスタートだったので、特にこっちが先に攻めて、そのあとの守り経験がなかった。相手の出方を見て、というところをやりたかったというのがあったので、あえて先行にしてもらい、守るというのをやれてよかった」

 10回の攻撃で1点を先行したが、守備のミスなども出て広島に3点を奪われた。本番での対応力を付けるためには、あらゆる状況への備えが必要となる。勝敗の関係ないこの段階で経験できたことは大きかった。

 昨年のアジアプロ野球チャンピオンシップ決勝・韓国戦は2―2で延長タイブレークに突入。10回に先行の韓国に1点を取られたが、裏の攻撃で逆転して優勝した。「プレミア12」の連覇へ、気になる点は本番までにすべてつぶす。

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