【侍ジャパン】紅林弘太郎 本番出場へ猛アピール「他の二遊間の選手と違いを見せたかった」 3安打1打点

侍ジャパン練習試合＜日本・広＞2回、安打を放つ紅林（撮影・光山　貴大）

　◇練習試合　侍ジャパン5ー0広島（2024年11月5日　清武）

　侍ジャパンの紅林弘太郎内野手（22＝オリックス）が国際大会「ラグザスpresents第3回プレミア12」に向けての初実戦となる練習試合に「5番・遊撃」でスタメン出場。3安打1打点を記録し、本番でのスタメン入りに向けて猛アピールした。

　2回無死、広島の昨年のドラフト1位・常広から右前打を放つと、4回にも右腕・斎藤から右前打。2―0で迎えた5回1死満塁では確実に右翼に飛球を打ち上げ、犠飛で貴重な得点を加えた。「一つ、自分の強みである状況に応じた打撃ができた」。7回の中前打を含め、放った安打は全て中堅から右方向。持ち味のバットコントロールを存分に発揮した。

　遊撃手のスタメンは源田が濃厚。だが試合の中で、守備も含めた総合力の高さを示したことは、首脳陣に向けての猛アピールとなったことは間違いない。

　「他の二遊間の選手と違ったところを見せたかった。いい場面で、いい仕事ができた」

　場合によっては、三塁などのポジションを守る可能性もある。合宿では守備のスペシャリスト源田とも時間をともにし「源田さんとも守らせていただいていい経験をさせてもらっている」という紅林が、本番に向けて右肩上がりに攻守とも状態を上げていく。