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ソフトバンク・和田 22年のプロ人生に幕 「悔いはない。両親、奥さん、娘、たくさんの方に…感謝」

スポニチアネックス / 2024年11月5日 17時42分

<ソフトバンク・和田 引退会見>みずほペイペイドームのマウンドで記念撮影(後列左から)藤井、高谷コーチ、明石コーチ、和田、新垣氏、有原、周東(前列左から)杉山、東浜、又吉、リチャード、石川(撮影・成瀬 徹)

 現役引退を発表したソフトバンクの和田毅投手(43)が5日、福岡市内で記者会見を行った。

 「私、和田毅は今シーズンをもって引退します。たくさんの方からメールとか電話いただいて、返信もできていないんですが、この場を借りて伝えさせていただきます」とあいさつ。

 プロ野球人生を振り返り「悔いのない、やり残したことのない、野球人生と思っています」と清々しい表情を浮かべた。

 43歳まで続けられた理由として、「今までの出会いですかね。たくさんのことに出会ったことが今の自分を作り上げてもらった。両親も奥さん、娘もそうですし、たくさんの方に感謝、携わっていただいたことが、今の自分を作り上げてくれた。ここにいる記者さんもそうですし、感謝しかない」と述べた。

 和田は、昨秋に就任した小久保監督から開幕ローテーション入りを確約され、本拠地開幕戦を任されたものの、負傷により回避。今季は先発で2勝に終わったが、シーズン終盤では救援としてプロ初ホールドを記録するなど存在感を示していた。

 ただ、ポストシーズンへ向けた10月13日の実戦形式マウンドで左足を痛め、CSファイナルS、日本シリーズでは登板がなかった。球団側は来季も戦力として評価していたが、日本シリーズ終了翌日の4日に和田から引退の申し出があり、チームも了承した。

 2002年自由獲得枠でダイエーに入団。03年の1年目には14勝で新人王となり、日本シリーズでは胴上げ投手となった。10年には最多勝とMVPを獲得。16年にも最多勝、最高勝率に輝く。12年からはメジャーにも挑戦し、現役22年間で165勝を挙げた。

 1989年に誕生のダイエー入団では最後の現役選手だった。

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