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東芝 入社2年目の下山悠介が右翼席へダメ押し2ラン 接戦を制し2大会ぶり8強進出

スポニチアネックス / 2024年11月5日 21時56分

<東芝・ヤマハ>8回、2ランを放つ東芝・下山(撮影・中辻 颯太)

 ◇第49回社会人野球日本選手権2回戦 東芝6―2ヤマハ(2024年11月5日 京セラドーム)

 東芝がヤマハとの接戦を制し、2大会ぶりの8強進出を果たした。2―2の8回に4番・斉藤大輝の右越え2点打で勝ち越し。なおも2死二塁から下山悠介が右翼席へダメ押しの2ランを放った。

 「良い形で次につなごう、と。良い集中力を持って、積極的にいけた結果だと思います」

 カウント1―0から2球目の132キロ変化球をジャストミート。打った瞬間にそれと分かる一撃で、試合の行方を決定づけた。

 慶大から入社2年目。決勝打を放った斉藤とは同期で「常に切磋琢磨してます」と互いに認め合う。

 三菱重工Eastの補強選手として出場した今夏の都市対抗で2本塁打し、打撃賞と優秀選手(DH)を獲得した打力もさることながら、特筆すべきは野球と向き合う真摯な姿勢。竹間心マネジャーはこう証言する。

 「試合でたとえ結果が出なかったとしても、ベンチへ戻ってきたら切り替えて仲間を鼓舞する声を出しています。それはどんな時でも変わらない」

 練習量もチーム随一。全体練習が終了すると、真っ先にグラウンドへと飛び出し黙々とスイングや打撃練習を繰り返す。名門・東芝で早々に内野のレギュラーをつかみ取ったのは、地道な日々の積み重ねもある。

 「今大会はこのチームとしての集大成ですし、このメンバーで戦うのは最後。笑って終われるように、一戦一戦やっていきます」

 7日の準々決勝ではHondaと対戦する。目指すは92年以来3度目となる頂点。最高の仲間たちと一気に駆け上がる。

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