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侍ジャパン・森下 「自分の形」貫き吉兆2安打! 昨秋も広島との練習試合で一発放ちアジアCSへ弾み

スポニチアネックス / 2024年11月6日 5時18分

侍ジャパン練習試合<日本・広>タイブレーク、適時内野安打を放ちポーズを取る森下(撮影・光山 貴大)

 ◇練習試合 日本6-2広島(2024年11月5日 宮崎)

 吉兆発進だ!「ラグザスpresents第3回プレミア12」に出場する侍ジャパンは、今季チームの初実戦だった広島との練習試合(8回はタイブレーク練習)に臨んだ。「9番・右翼」で出場した阪神・森下翔太外野手(24)が2安打1打点(タイブレーク含む)。「アジアプロ野球チャンピオンシップ」前に開催された昨秋の広島との練習試合でも本塁打を放って本大会への弾みをつけた。期待の背番号1が今年も同じ道を歩む。

 7日後に迫った本大会へ弾みをつける一撃だった。6回2死で迎えた第3打席。森下は2ボールから真ん中低めの直球にフルスイングを仕掛けた。

 「自分の形でしっかり振るというところ(を意識した)」

 強烈な打球は左翼線で弾む二塁打。塁上に到達すると新ポーズを披露した。阪神で見せる指でアイブラックをなぞる「アイブラックポーズ」を一塁ベンチに向ける…のではなく、両手をヘルメットに付け首をひねる落語家・桂文枝の代表的なギャグ“いらっしゃ~い”をほうふつとさせるポーズを見せた。タイブレークを想定した8回2死二、三塁の続く4打席目は遊撃へ適時内野安打。“4番争奪戦”の意味合いもあった一戦で猛アピールにも成功した。

 昨秋の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」前に開催された広島との練習試合でも本塁打を放った。その一本で波に乗り本大会で打率・455、ベストナインを獲得した。本戦では中軸起用が濃厚だが、この試合は実戦から離れている選手順に打線が組まれたため「9番」で先発出場も存在感を発揮した。

 「調整不足だなんだといっても実戦にいったら打てるのが森下選手。(初戦の)13日も全開でいってくれるんじゃないかな」

 井端監督の期待も大きい。去年と同じ“吉兆”発進。「本戦でヒットを出すことが大切。しっかり準備していきたい」。そう決意を示した若虎は今年も大いに期待できる。(石崎 祥平)

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