神戸がACLE東地区の暫定首位に浮上 口火を切ったFW宮代大聖「心は冷静でした」
スポニチアネックス / 2024年11月6日 6時3分
◇ACLエリート第4節 神戸2―0光州(2024年11月5日 ノエスタ)
東地区の1次リーグ第4戦が5日に行われ、神戸はホームで光州(韓国)との首位攻防戦を2―0で制し、3勝1分けで勝ち点を10に伸ばして2位から暫定首位に浮上した。FW宮代大聖(24)がPKでの先制点を含む全2得点を演出。公式戦4戦連発でチームに勢いを付けた。川崎Fはホームで上海海港(中国)に3―1で快勝。2勝2敗とした。
口火を切ったのは、神戸で最も勢いに乗るストライカーだった。宮代が公式戦4戦連発。光州と入れ替わって暫定首位に立った。
前半48分、自らが得たPKを真ん中にねじ込んで先制点を挙げた。「いや、もう、日頃の行いということですね」。蹴る直前に足を滑らせてしまっただけに、照れたように笑った。後半9分には佐々木の追加点につながる強烈な左ボレー。「最高のボールがジェアン(パトリッキ)から来たので決めきりたかった」と悔しがったが、全2得点に絡んだ。
脳しんとうの武藤や負傷の山口だけではなく、大迫と酒井の“四天王”全員がベンチ外だった。その中で厳しいマークが宮代に集中した。前半16分には背後から強烈なタックルを見舞われ、同20分には相手と一触即発ムードに。「熱くなった部分もあったけど心は冷静でした。自分に厳しく来るならば誰かがフリーになるし、相手をイライラさせればいいと思っていた」。駆け引きでも上回った。
今季新加入だが、チームに根付く“一戦必勝”の心構えは浸透している。「これを今季最後の試合まで切らしちゃいけない。ここからが一番大事。次に切り替えて準備する」。J1リーグで首位、天皇杯でも決勝進出を決めているが、見据えているのはタイトルではなく10日のリーグ東京V戦だけだ。 (飯間 健)
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