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JFE西日本が2年連続8強 身長1メートル73、小柄な“秘密兵器”西野が全国デビュー勝利

スポニチアネックス / 2024年11月6日 6時3分

<JFE西日本・三菱自動車倉敷オーシャンズ> 好投したJFE西日本・西野 (撮影・後藤 大輝)

 ◇第49回社会人野球日本選手権2回戦 JFE西日本6―2三菱自動車倉敷オーシャンズ(2024年11月5日 京セラD)

 2回戦3試合が行われ、JFE西日本は三菱自動車倉敷オーシャンズを6―2で下し、2年連続の8強入りを決めた。2大大会で初登板初先発の入社1年目左腕・西野知輝投手(23)が、7回1死まで無安打投球など6回2/3を投げて2安打2失点。全国デビューを白星で飾った。Honda、東芝も準々決勝に進出した。

 JFE西日本の“秘密兵器”が躍動した。2大大会で初登板初先発となった西野が、6回2/3を投げ2安打2失点。全国デビュー戦を見事に白星で彩った。

 「欲とか出して打たれたくなかったので、打者一人一人、一球一球という気持ちでいきました。こんなことがなかったので、逆にその(打たれた)後が難しかったです」

 1メートル73、74キロと小柄な最速142キロ左腕。この日も最速140キロと圧倒的な球威を持つわけではないが、問題ない。全投球の5割以上を占める軸球は「一番自信がある」カットボール。そこに直球、カーブ、スライダー、チェンジアップを織り交ぜ、凡打の山を築かせた。7回1死まで無安打投球。初安打を許した後、2死一塁から2ランを浴びて降板も、役割は果たした。

 鳴門(徳島)2年夏、3年夏に甲子園出場。山梨学院大では4年秋に関甲新学生リーグの最多勝、最優秀防御率獲得の逸材。今夏の都市対抗ではベンチに入れず、選手権中国予選も登板なしのカットボーラーが、初の全国舞台で輝きを放った。 (惟任 貴信)

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