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三菱重工East・対馬和樹が攻守で躍動 好リードで流れ引き寄せ2大会ぶり8強進出

スポニチアネックス / 2024年11月6日 18時35分

<社会人野球日本選手権 第2試合 三菱重工East・JR九州>最後を締め対馬(左)と握手する三菱重工East・川和田 (撮影・奥 調)

 ◇第49回社会人野球日本選手権2回戦 三菱重工East9―1JR九州(2024年11月6日 京セラD)

 優勝チームに名捕手あり。今夏の都市対抗を制した三菱重工Eastが日本選手権では2大会ぶりの準々決勝進出を果たした。攻守で躍動したが「9番・捕手」としてフル出場した対馬和樹捕手(32)。6回の中越えへの3点二塁打を含む3安打を放つと、5投手を巧みにリードし12三振を奪った。

 「かなり良い打線でしたので警戒していました。実際、4番の山田(遼平)くんのスイングは凄かったです」

 JR九州は初戦のバイタルネット戦で13安打10得点。2回には山田の中越え二塁打から先制点を与えたが、その後は粘り強いリードで追加点を与えなかった。

 「それぞれのピッチャーに特徴がある。それを最大限いかせるように。自分の配球にこだわって、その良さを殺さないことを心がけています」

 真骨頂を発揮したのは中盤以降だった。3番手・長島彰の持ち味である「低めから浮き上がってくる」直球を軸に3者連続空振り三振。このイニングは15球のうち10球が直球だった。直後の攻撃で自身の適時打もあり一挙4得点。攻めのリードで文字通り、流れを引き寄せた。7回の先頭からの2者連続空振り三振も、結果球はいずれも高めの直球。長島は「僕の長所を引き出してもらえました」と感謝した。

 駒大苫小牧(北海道)、九州共立大を経て入社し、今季が11年目のシーズンとなった。優勝した今夏の都市対抗でも全5試合45イニングでフル出場。15年の日本生命以来史上4度目となる2大大会の同一年連覇に向け、不動の正捕手は「優勝は自信になったけど、ここからが大事」と足元を見つめた。 

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