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スコット・ボラス氏 吉田正尚、前田健太の現況を説明 吉田は「調子が良い」前田は「先発したがっている」

スポニチアネックス / 2024年11月7日 4時4分

メディアに対応したスコット・ボラス氏(撮影・杉浦大介通信員)

 レッドソックス・吉田正尚外野手(31)とタイガースの前田健太投手(36)の代理人を務めるスコット・ボラス氏(72)が6日(日本時間7日)、大リーグの球団幹部らが集まるGM会議が行われているテキサス州サンアントニオでメディアに対応。吉田、前打の2人の現況を報告した。

 まずは、10月3日(同4日)にボストン市内の病院で右肩の手術を受けた吉田については「マサとは3日前に話した。彼は調子が良い。ボストンで雪への対処を学んでいる(笑)。彼がいる間、ボストンで雪は降らなかったから。球場に毎日行き、フィジカルセラピーを受け、リハビリを続け、スプリングトレーニングに備えている」と説明した。

 メジャー2年目の今季、吉田は108試合に出場し10本塁打、56打点、打率.280。ほぼDHに専念し、外野守備についたのは1戦のみだった。これについては「ボストンは彼にもっとプレーしてほしかったが、(右肩の)故障で痛みを抱えていた」と改めて説明し、そのうえで「ただ、チームに貢献するために手術を受けた」と来季の守備機会増を視野に入れていることを強調した。

 前田に関しては「昨日、話した。彼は日本にいる」とし、来季以降も先発にこだわるかどうかについて「健太はいつでも先発したがっている」としつつも「それらは彼とタイガースがおそらくスプリングトレーニング中に決めなければいけないことだ」と先発復帰は来年2月からの春季キャンプ次第との見方を示した。前打はタイガースに移籍した今季、29試合で3勝7敗、防御率6・09。不本意な投球が続き、7月には中継ぎに配置転換された。ポストシーズンでもロースター入りできず、登板機会がなかった。

 今オフ、タ軍の要望で練習プログラムに注文がつくかどうかに関しては「分からない」と一言。ただ「健太の(練習の)レジュメは確立されているが、私たちも(タイガースの)トレーニングのスタッフとはコミュニケーションをとっている。ボラス・スポーツ・トレーニング・インスティチュートにも自前のトレーニングスタッフがいて、コミュニケーションをとっていくことになる」と、いかなる状況にも対応可能な態勢を整えて前田をサポートしていく考えを示した。(サンアントニオ・杉浦大介通信員)

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