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左肩手術の大谷翔平 来季日本開幕カード登板の可能性は「極めて低い」米記者投稿 4月中に投手復帰か

スポニチアネックス / 2024年11月7日 10時25分

ドジャース・大谷翔平(撮影・沢田 明徳)

 ドジャースのブランドン・ゴームズGMが6日(日本時間7日)、大リーグの球団幹部らが集まるGM会議を開催中のテキサス州サンアントニオでメディアに対応。5日(同6日)に左肩の手術が発表された大谷翔平投手(30)について「手術を受けて回復の見込みはとても良い。時間をかけ、リハビリを行なってもらう。長期的な視野で見ると、投げる方ではなく、スイングの際にも後ろ側の肩だったことはよかった。私たちは彼がスプリングトレーニングに間に合うと予期している」と説明した。

 大谷はヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第2戦で二盗を試みた際に左肩を負傷。5日にドジャースが発表したリリースでは左肩の「脱臼」と表記され、脱臼の際に関節唇を損傷していた。ゴームズGMは関節唇損傷がMRI検査で見つかったのか、との問いに対し「このケガを負った時には通常、そうなる。だからそうなると思っていた。(担当した)エルトラシュ医師と話し合いを続け、シーズンが終わった後、(手術を受けるのが)彼にとって最善のルートだと感じた」と答えた。

 来季の大谷は投打二刀流の復活が期待される。ゴームズGMは「(投手としての)リハビリは注意深く進めていく。ただ、長期的な視野では懸念はない。私たちは(手術によって)それを取り除いたんだ」と話し、投手復帰後のイニング制限については「他の投手たちと同じように、どういう状態かを見て、持ち球の質も確認し、フィードバックを得ながらやっていく。最も重要な試合にピークを持っていけるようにしたい」と述べた。

 さらに、手術が投球プログラムに影響しないかどうかには「どうなっていくか見ていきたい。打者でもあるから複雑であり、一歩ずつだ」と慎重姿勢を崩さず「健康面でベストの位置にいることを留意し、条件を満たすようにし、慎重にプロセスを踏んでいく。彼が良い状態であるために多くの問いに答えていくつもりで、ここでそれを推測したくない。10月にベストの状態でいられるように、長期視野で考えていく」とした。

 左肩のケガを負う前は来季開幕に向けてあとは維持するだけの状態だったか、それともまだ踏むべきステップがあったか問われると「どういう状態かを見ていこうという話を数カ月前にした。ポストシーズンでは身体に負担がかかる。ポストシーズンで勝利を目指すため、あまり早く負荷をかけすぎたくなかった。少し休みながら、オフの投球プログラムを続けていくつもりだった。今では少し状況が変わったが、ポジティブなのは長期視野での心配がないことだ」と説明した。

 また、打者として出場しながら投手復帰を目指すのか、と問われると「それはこれから見極めていく。通常よりも複雑だ。話し合いながら、目標を達成するためにベストの方法を見つけ出していく」と語った。

 これらの発言を受け、米全国紙「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者は、自身のXで「大谷翔平選手は左肩関節唇断裂の手術を受けたため、3月に東京で行われるカブスとの2連戦に登板できる可能性は今のところ極めて低い」と投稿。一方で「ドジャースは4月に再び登板できると楽観視している」と4月の登板が現実的だとした。

 ロサンゼルス・タイムズ紙のジャック・ハリス記者も自身のXに「大谷翔平の関節唇手術は投球に大きな影響はないが、今オフの投球スケジュールを遅らせる可能性がある。つまり、開幕までに投球できるかどうかは不確実(可能性は低い)だ」とつづった。

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