“またトラ”でウクライナどうなる? トランプ氏の計画にパックンが懸念「終戦というより降伏宣言」
スポニチアネックス / 2024年11月7日 17時41分
お笑いコンビ「パックンマックン」のパックンことパトリック・ハーラン(53)が7日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にスペシャルキャスターとして生出演し、米大統領選で共和党候補のドナルド・トランプ前大統領(78)の勝利が確実になったことを受け、2つの紛争の行方を占った。
事前の世論調査では五分五分で、歴史的な大接戦とみられていたが、勝敗のカギを握るとされた激戦7州でトランプ氏が次々と勝利を確実にした。初の女性大統領を目指した民主党候補のカマラ・ハリス副大統領(60)は6日、首都ワシントで、敗北を認める内容の演説をした。トランプ氏は来年1月に就任する見通し。
トランプ氏の返り咲きで、大きく動きそうなのが、2つの紛争だ。ロシアによるウクライナ侵攻は2年半がたち、膠着(こうちゃく)状態に。トランプ氏はウクライナへの軍事支援を打ち切り、領土を一部ロシアに譲り渡す和平案を提示する可能性が伝えられている。力による現状変更の容認になることから、ウクライナのゼレンスキー大統領や欧州側の反発が必至とみられる。トランプ氏サイドからは、ロシア占領地域とウクライナ側の最前線に北朝鮮と韓国の国境間のような非武装地帯を設置する案が示されている。
これについてパックンは「この案は合意すると思う」と見解を口に。しかし、「ゼレンスキーはアメリカの支援がないなら、仕方なく合意するかもしれない。これは終戦というより降伏宣言だと思います」と、ロシア側に有利な条件であることを指摘した。また非武装地帯についても「北朝鮮と韓国は72年も続いていて、ずっと緊張している。むしろ悪い結果になるんじゃないかなと思う。領土上としてはいけないと思う」と懸念を示した。
また中東情勢については、戦争の早期終結を口実に、イスラエル側の攻撃強化を容認する可能性があると伝えられている。パックンは「注目したいのは、トランプ1人でやろうとするのか、国際の枠組みとか、組織を使って皆さんの力で終結に向かうのか。難しいと思います」と語った。
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