ハリス氏が米国初の女性大統領になれなかったワケ “ペーパータイガー”の懸念…長野智子が現地の声紹介
スポニチアネックス / 2024年11月7日 18時57分
元フジテレビでフリーアナウンサーの長野智子(61)が7日、パーソナリティーを務める文化放送「長野智子アップデート」(月~金曜後3・30)に出演し、米大統領選で民主党候補のカマラ・ハリス副大統領(60)の敗北が確実になったことについて、米国内の受け止めを伝えた。
事前の世論調査では五分五分で、歴史的な大接戦とみられていたが、勝敗のカギを握るとされた激戦7州で、共和党候補のドナルド・トランプ前大統領(78)が次々と選挙人を獲得。勝利を確実にした。初の女性大統領を目指したハリス氏は6日、首都ワシントンで、敗北を認める内容の演説をした。トランプ氏は来年1月に就任する見通し。
開票結果が伝えられる中、長野は「何人かのアメリカの知人に連絡を取った」という。4人のうち、3人は民主党支持者、残りは無党派といい、「民主党の支持者の人たちが言っていたのは、“一応ハリスには入れたんだけど、こういう結果になることは予測していた”とみんな言ったんですよ」と打ち明けた。
「何でなの?と聞いたら、とても印象深い言葉があって、彼らの言う…。“ペーパータイガー”って、ハリスは。“張り子のトラ”、そうなんです。はりぼてというか、日本的に言えば。見た目は勇ましく演説をしたり、力強い感じでも、中身がやっぱり…ないという部分は、支持者でもずっと感じていたと」
さらに「自分に好意的なインタビュアーからのインタビューしか受けないとか、アドリブが利かなかったりとか。セッティングされたインタビューであっても、失言をしたりとか」と、具体的なマイナスポイントも挙げた。ハリス氏はある演説会場で、読む原稿を表示するスクリプターの機器が故障し、「投票まであと32日です…あと32日…」などと口ごもり、アドリブ力のなさを指摘されたこともあった。
日本では威勢良く演説をするハリス氏の映像も紹介された。長野は「私たちは日本にいると、聴衆を抱えて勇ましく演説をしているイメージをよく見ることが多い」とする一方で、「“そういう(失敗の)部分を見た時、女性としても私たちの代表として、彼女を女性の大統領に、というのはどうなのかな?と感じていた”と言っていました」と、知人との会話を明かした。
ハリス氏は、バイデン大統領が次期大統領選から撤退する際、次期候補に指名されたいきさつがある。そのため、予備選を戦うことはなかった。長野は「“この夏からだと、そこを埋め尽くせなかった”という部分は言っていたから、やっぱりいろんな理由、勝因はいろんなメディアでずっと今日もやっていますけど、やはりハリス自身の政治家としての“腕力”という部分も、民主党の何人かの支持者は指摘していましたね」と話した。
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