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三菱重工East オリ4位・山中のサヨナラ打で4強「普通ならバントの場面で…」夏秋連覇へあと2勝

スポニチアネックス / 2024年11月7日 22時45分

<三菱重工East・日本製鉄鹿島> 延長タイブレーク10回無死一、二塁、三菱重工East・山中はサヨナラ打を放つ (撮影・後藤 大輝)

 ◇第49回社会人野球日本選手権大会準々決勝 三菱重工East2―1日本製鉄鹿島(2024年11月7日 京セラD)

 三菱重工Eastは、日本製鉄鹿島との準々決勝を延長10回タイブレークの末にサヨナラ勝利で制した。22年以来2年ぶりの4強進出。今夏の都市対抗に続く「夏秋連覇」へ、あと2勝に迫った。

 オリックスからドラフト4位指名を受けた「3番・一塁」の山中稜真が試合を決めた。

 延長10回無死一、二塁の先頭として打席に立ち、1ボールからの直球を振り抜いて右中間を破った。

 「普通ならバントの場面で、自分に期待してもらった。何とかして応えたいと思いました」

 劇打の前まで今大会10打数1安打だった不振から脱出。過去に3例しかない都市対抗と日本選手権の「夏秋連覇」に向けて本領を取り戻した。

 以下は、山中との一問一答。

 ――サインは強攻策だったのか。

 「そうです。バントは100%なしということだった。ベンチに帰ってきたときに監督から“バントはない”と伝えられて、割り切って入れました」

 ――セオリーとしてはバントの場面だ。

 「安打が出ていない自分に期待をして、辛抱強く使ってくれた。チームのために応えたいと思っていました。一番いい結果になって良かったです」

 ――ドラフト指名の重圧は。

 「そう思われても仕方がない結果が続いていた。自分では(重圧を)感じていないつもりだったけど…。ましてや来年からの本拠地となる舞台で打てていなかった。力んでいるのかなと見られていたと思うし、自分の中でも勝手に感じていたのかもしれない」

 ――最高の場面で安打が出た。

 「今更で申し訳ない。まだこのチームで野球ができることになって、ほっとしました。素直にうれしいです」

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