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Honda4強入り 山本が史上2人目代打満塁弾!ネタは“空振り”も「光栄です」

スポニチアネックス / 2024年11月8日 5時17分

<東芝・Honda>6回2死満塁、Hondaの代打・山本は中越えに満塁本塁打を放つ(撮影・後藤 大輝)

 ◇第49回社会人野球日本選手権第10日・準々決勝 Honda5―2東芝(2024年11月7日 京セラD)

 準々決勝3試合が行われ、Hondaは東芝を5―2で下して3年ぶりの4強に進出した。6回に代打出場した山本兼三外野手(30)が決勝の満塁本塁打。代打でのグランドスラムは88年の武田茂人(NTT中国)以来36年ぶりで、大会史上2人目の快挙となった。JFE西日本、三菱重工Eastも勝利し、ベスト4が出そろった。

 ベース一周後、何度も雄叫びを上げた。1―1の6回2死満塁で登板した左腕・西村に対して代打起用された山本は、2球目の143キロ直球をバックスクリーンへ運び「みんなでつないでくれた思いを無駄にしたくなかった」と胸を張った。

 30歳の右のパワーヒッターはムードメーカーでもある。5回終了時のグラウンド整備中には、ベンチ裏でオリジナルの一発芸。「全然ウケなかった。シーンとなって“(その後に全員が)よっしゃ、いこう”と」。ネタは“空振り”も重苦しい空気を変え、智弁学園を21年夏の甲子園準優勝に導いた西村の直球を完璧に仕留めた。

 今大会初安打が、大会史上2人目の代打満塁弾に。「光栄です」と恐縮した山本に、多幡雄一監督は「(一発芸が)奇麗に滑っていたので、何か流れを変えてくれると思っていた」と目を細めた。(大林 幹雄)

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