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東京国際大学が初の全国制覇 湯原信光監督が就任12年目で栄冠

スポニチアネックス / 2024年11月8日 19時41分

常陸宮妃杯全日本女子大学ゴルフ選手権で初優勝した湯原信光監督(左)率いる東京国際大学メンバー

 大学ゴルフの常陸宮杯第3回全日本選手権、常陸宮妃杯全日本女子大学選手権は8日、石川県加賀市の片山津ゴルフ倶楽部ウエストで最終日が行われ、女子の東京国際大学が初の全国制覇を果たした。東京国際大は初日からトップに立ち、3日間通算885ストロークで完全優勝した。男子は東北福祉大が4日間通算1091ストロークで優勝した。

 ××   ××

 プロゴルファーの湯原信光監督(67)が率いる東京国際大がついに頂点に立った。

 「就任12年目でやっとです。選手が頑張ってくれました。本当に凄いことです」と指揮官は目を細めメンバーの頑張りを称えた。

 現在、女子の部員はわずか10人、男子を含めても総勢11人の“小所帯”。湯原監督が「ジュニア(中学・高校)時代に全国大会でタイトルを獲った選手は1人もいないですし、それどころかベスト10もいない」と明かす無名集団が、東北福祉大や日大などタレントそろいの強豪に競り勝ったのだから痛快だ。

 勝利の原動力となったのは、湯原監督や淵脇常弘コーチらのサポートと恵まれた練習施設にある。

 坂戸キャンパスには、弾道計測器のトラックマンやオーガスタナショナルGCの12番を模した練習グリーンを備えた全22打席の豪華な室内練習場を完備。また、名門・日高カントリークラブとも提携し、選手がいつでも練習できる充実した環境を整えている。

 湯原監督もプロとしてシニアの試合に出ることよりも監督業を優先。週に5日、淵脇コーチとともに選手の指導に当たっている。さらに昨年からは、ボクシングの井岡一翔や比嘉大吾らのトレーナーとして知られた野木丈司氏をコンディショニングコーチに迎え、ボクシングエクササイズなどでメンバーの体力強化を図ってきた。

 「みんなよく練習してトレーニングもしています。サンドバッグも楽しそうに叩いています」。そうした日々の地道な努力の積み重ねが、無名集団の才能を開花させ、大きなタイトルを手にすることにつながった。

 豪華な練習施設の建設などでゴルフ部をサポートしてきた東京国際大の倉田信靖理事長も「本当にみんながよくやってくれました」と笑顔で称えていた。

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