“うたまさ”9位 “あずしん”10位 チョック、ベイツ組が初V NHK杯アイスダンス

＜NHK杯アイスダンスFD＞演技する吉田唄菜＆森田真沙也組（撮影・長久保　豊）

　◇フィギュアスケートGPシリーズ第4戦NHK杯最終日（2024年11月9日　東京・国立代々木競技場）

　アイスダンスのフリーダンス（FD）が行われ、SP9位で“うたまさ”こと吉田唄菜、森田真沙也組（木下アカデミー）が97・06点をマークし、合計161・36点で9位となった。

　FDのプログラム「ロミオとジュリエット」を演じきり「RDもFDも、思い切って、楽しんで滑れた」と吉田。「リフトのタイムオーバー」を課題に挙げた森田も「この感覚を大事にして、全日本への糧にしていきたい」と前を向いた。

　SP10位で“あずしん”こと田中梓沙、西山真瑚組（オリエンタルバイオ）は92・12点で合計151・27点として10位。田中が右肋骨（ろっこつ）を負傷している状態での出場となり、西山は「大きなミスなく滑り切れたことが達成感になっている」と汗を拭った。

　SP首位のマディソン・チョック、エヴァン・ベイツ組（米国）が今季自己ベストでフリートップの129・63点で合計215・95点として初優勝した。