ペア“りくりゅう”珍事で準優勝「組んで初めて」「どうしようもなかった」スピンミスに苦笑い
スポニチアネックス / 2024年11月9日 17時19分
◇フィギュアスケートGPシリーズ第4戦NHK杯最終日(2024年11月9日 東京・国立代々木競技場)
ペアフリーでは、23年世界選手権優勝でSP首位の“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)はフリー2位の137・55点、合計209・45点で準優勝を果たした。第1戦スケートアメリカは優勝しており、12月のGPファイナル(フランス)の出場を決めた。
情熱的な激しい演目を舞った演技後、木原は悔しい表情を見せた。ペアスピン中に溝にはまった木原の回転が抜けるミスがあり、スロージャンプなどにもミスが出た。「(スピンは)2人で組んで初めてのミス。珍しいよねと話した」と語った三浦は「(木原が)その後の休憩ポイントでずっと笑っていた」と振り返る。木原も「どうしようもなかった。気持ちを切り替えて休憩しようと思った。良い勉強になった」と語った。氷上で行われた表彰式でも木原は「どこかな」と溝にはまった場所を探すほどだった。
昨季腰椎分離症を発症した木原は10月のスケートアメリカ前後から腰の違和感を感じており、練習量を抑えての調整。ただ検査も行い「体の不安も解消できた。骨ではなく筋力の疲労。骨に影響はなかった」と語り、2季ぶりのファイナルへ向け「ハードな練習を詰めたら」と前向き。三浦も「プログラムの数をこなしたい」と話した。
フリーでは実際の振付と曲にズレがあり、振付師のマリーフランス・デュブレイユ氏が今大会に向けて曲を編集して滑走時間を3秒カット。「カットしても(時間が)余った」とスピン以外の課題も口にした木原は「たくさん修正点があった。先生もノートにたくさんメモしたと言っていた」と出直しを期した。三浦も「課題をクリアしたい」と語った。
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