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アメフト関大 2敗からの「下克上」日本一へ QB須田主将「やっぱり今年の関大は…」

スポニチアネックス / 2024年11月9日 19時7分

<関大・京大>第2Q、パントリターンTDを決めた関大RB阪下(左・5)(撮影・岸 良祐)   

 ◇関西学生アメリカンフットボール1部リーグ 最終節 関大52ー17京大(2024年11月9日 万博記念競技場)

 最終節で、関大が全国大会の切符をもぎ取った。同じ2敗の近大が敗れ、復活した自力出場のチャンスを逃すわけにいかない。RB阪下航哉(3年)が前半だけで68、85ヤードと2本のパントリターンTD。高いモチベーションを維持したまま、京大を圧倒した。

 「もしかしたら、きょうでシーズンが最後かも、と思って会場へ来たけど、神戸大が勝ってくれたので、余計に気持ちが入りました」

 自慢のランでヒーローになった背番号5は会心のスマイルを見せる。シーズン序盤で近大に敗れ、難敵の立命大を撃破しながら、関学大には完敗を喫した。波瀾万丈、紆余曲折のシーズン。他力の状況に耐え、つかみ取った全国切符の価値は大きい。

 「2敗もしている僕らが全国大会に進むことをいろいろ思う人がいるかもしれないけど…」とQb須田啓太主将(4年)は前置きして、こう決意を口にした。「やっぱり今年の関大は強かったな、と思ってもらえるようなラストにしたい」

 プロ野球でもDeNAがシーズン3位から日本一まで上り詰めた。やればできる――。下克上を期すチームに、一丸ムードが生まれつつある。

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