町田MF相馬が待望の移籍初得点 今季J1初の直接CK弾 オウンゴール疑惑も「公式記録で確認しました」

＜町田・FC東京＞後半、ゴールを決め喜ぶ町田・相馬（中）（撮影・西海健太郎）

　◇明治安田J1リーグ第36節　町田3―0FC東京（2024年11月9日　国立競技場）

　今夏町田に加入したMF相馬勇紀が出場9試合目でうれしい移籍後初得点を挙げ、6試合ぶりとなる勝利に貢献した。

　町田が2―0とリードした後半34分、左CKを相馬が右足でニアにやや強めに蹴り込んだ。カーブを描いたボールは上に逃れようとした相手GKの手をかすめ、ゴール左上隅に吸い込まれた。チームメイトには「オウンゴールじゃね？」と疑われたというが「公式記録もオレでした。確認しましたよ」と笑顔。「正直狙い通りではないけど、あそこで誰かが触って決めればというボール」と振り返った。

　今季J1でCKから直接の得点は相馬が初めて。直前の同じ左CKでもニアでDF張敏圭（チャン・ミンギュ）に合わせたが、ヘディングシュートがサイドネットにかかっていたため「もう少し飛距離を伸ばそうと微調整した」という。ポルトガル1部カザピアから国内復帰し、名古屋で唯一出場した7月の柏戦以来となる自身今季2点目は、技術の詰まった一発でもあった。