「光る君へ」ウイカ「しばらくロスが続く」全身全霊で挑んだ大河「“ききょう”とタトゥーが刻まれた…」
スポニチアネックス / 2024年11月10日 20時47分
俳優のファーストサマーウイカ(34)が、NHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8:00)にききょう(清少納言)役で出演。負けん気の強い女性が、亡き皇后・藤原定子(高畑充希)への大きな愛情ゆえに憎悪や無力感にむしばまれていく姿を圧巻の表現力で演じている。ウイカはクランクアップ直後にスポニチのインタビューに応え、「この撮影で得た経験は一生の財産です」と充実感いっぱいに語った。
<※以下、ネタバレ有>
「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などを生んだ“ラブストーリーの名手”大石氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高由里子は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。
ききょうは才能と自信にあふれた明るい女性。ウイカにぴったりの「ハマリ役」で、ウイカ自身も「自分を見ているよう」と話していた。しかし、定子という「光」を失ってからは、負の感情が渦巻いていく。「人はワントーンではないからグラデーションしていく。初期に感じていた親近感が失われる瞬間もあった」と明かした。
「ききょうにとっての“光る君”は定子さま。闇堕ちしたというより、光がなくなって闇に包まれてもがき苦しんだ」と説明。「大切な人や目標、夢など自分にとっての光が失われた時にどう生きるかをより一層考えるようになりました。ききょうは書くことで自分を奮い立たせた。書くことが自分という車を走らせるガソリンになった」と力を込めた。
また、定子が亡くなってから、ききょうは定子が着ていたカラフルな刺繍が入った黄色の着物を着ている。「涙が出そうになった。シーンへの向き合い方や感じ方がグッと深まりました」と裏話を明かした。
クランクアップを迎え「大河が頭をよぎらない瞬間はなかった」と振り返った。撮影ではかつらを使用するが、役を体に染みつかせるために地毛を黒髪&姫カットに。「常に自分に大河を課そうとした1年。それが心地良い瞬間もあれば重圧になることもあった」と吐露した。
演技に立体感を与えるために、着物の所作にもこだわった。「若い時はキビキビ感を出したかった。時々しか出てこない分、1秒がキャラクターを印象づける。それが役者に課せられた使命だと思った」。風俗考証の講師がウイカの着物さばきを絶賛していたことを記者が伝えると、ボイスレコーダーに向かって大きな声で「所作がとてもきれいだったそうです!」とアピール。長丁場の撮影後でも場を明るくするサービス精神を忘れなかった。
全身全霊で挑んだからこそ、万感の思いがある。「しばらくはロスが続くと思う。走馬灯を見る時には必ずこの濃密な1年間が出てくる。“ききょう”とタトゥーが刻まれたような気持ちで、ずっと忘れたくない1年です」としみじみ。また、「おばあちゃんや両親への恩返しになりました」と喜んだ。
大役を演じ切り俳優としてステップアップしたウイカ。大河放送中もバラエティー番組でも大活躍だった。さらに、「光る君へ」のコラボ企画としてEテレの人気長寿アニメ「おじゃる丸」への出演も果たした。「移り気の人生で興味あるものに突っ走ってしまう。声優もたくさんやれたらいいなと思いました」とし、「来るもの拒まず、去るものも追う!精神でまだまだ貪欲に生きていきたいなと思います」と、ウイカ節をさく裂させた。俳優、バラエティー、声優…。これからも、垣根を越えて多方面で活躍していく。
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