【二所ノ関親方展望】2場所連続横綱不在で3大関中心も…V経験平幕勢が脅かす
スポニチアネックス / 2024年11月10日 4時21分
大相撲九州場所は10日に福岡国際センターで初日を迎える。横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)が2場所連続で休場。琴桜(26=佐渡ケ嶽部屋)、豊昇龍(25=立浪部屋)、大の里(24=二所ノ関部屋)の3大関が中心となる中で、本紙評論家の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)は若隆景、尊富士、阿炎ら優勝経験のある平幕勢にも注目。一角崩しも十分あると分析した。
第一人者が不在となれば、大の里が加わった3大関が優勝争いの中心となります。多少期待を込めての評価ですが、納めの場所を最後まで引っ張ってもらいたいものです。
豊昇龍は、はまった時の強さは屈指のものがあります。秋場所は千秋楽にようやく勝ち越しましたが、ケガのため8月の夏巡業の合流が遅れたことが影響しました。秋巡業は上位陣の中では一番最初に相撲を取り始め九州場所に懸ける意欲はうかがえます。稽古などでも積極的に前に出ているようなので、違った姿を期待しても良さそうです。相手の動きに合わせるのでなく、自分から主導権を取る姿勢が出てくれば勝率はおのずと上がってきます。
積極性は琴桜にも当てはまるテーマです。4日の二所一門の連合では大の里を攻め込む場面も多く見られました。下がってのうまさに頼るのではなく、前に出て自分の形に持ち込むこと。自分のスタイルを変えることは勇気もいりますが、立ち合いから一気に圧倒するような取り口が増えれば期待は膨らみます。
大の里は福岡入り後はもうひとつの動きで心配していましたが、場所が近づくにつれて良くなってきました。私との三番稽古での感触も悪くありませんでした。稽古で特別強かった印象は受けてなくても調子落ちもなし。初日の平戸海戦をクリアできれば勢いに乗ると思っています。
3大関を脅かす存在は尊富士、若隆景、阿炎ら優勝経験のある平幕勢です。尊富士の秋場所は幕内でも優勝争いできた内容でしたし、この位置だと大勝ちしそうな気配が漂います。ケガから復帰して戻ってきた若隆景も全盛期の状態に戻ってきました。先場所の大の里戦は強さが際立っていました。ひそかに注目です。関脇だった秋場所から大きく番付を下げた阿炎はダークホース的な存在になりそうです。最近は新入幕力士が活躍する傾向にあります。粗削りながら獅司がどこまでやれるかも楽しみです。(元横綱・稀勢の里)
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