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石川遼「ちょっと信じられない気持ち。本当に幸せ者」 三井住友VISA太平洋マスターズ4度目V

スポニチアネックス / 2024年11月10日 14時55分

<三井住友VISA太平洋マスターズ・最終日>18番、ウイニングパットを決めガッツポーズの石川遼(撮影・西尾 大助)

 ◇男子ゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ最終日(2024年11月10日 静岡県 太平洋クラブ御殿場C=7262ヤード、パー70)

 1打差の2位で出た石川遼(33=CASIO)が5バーディー、2ボギーの67で回り、通算11アンダーで逆転優勝を飾った。

 大会最多を更新する4度目の優勝。6月のジャパンプレーヤーズ・チャンピオンシップ・サトウ食品以来の今季2勝目、ツアー通算20勝となる。

 首位に並んで迎えた最終18番パー5。2オンに成功すると2パットでまとめてバーディー。多くのギャラリーの前で劇的に優勝を決めた。

 インタビューでは「凄く良いゴルフができた。チャンスでなかなか乗り切れなかったけど、最後まで諦めずに行きたいと思ってやっていたら、最後にチャンスが来た。ちょっと信じられない気持ち」と笑顔で振り返った。

 前半は快調に飛ばした。パー5の3番でバンカーからの第3打を寄せて初バーディー。7番パー3ではもう少しでホールインワンという好打でバーディー。8番では4メートル、9番は6メートルを沈めて3連続バーディーで折り返した。

 後半は一転ストレスのたまる展開。11番はアプローチを寄せ切れずボギー。13番パー3では右奥のバンカーから寄せ切れずにボギーで2位に後退した。14番も15番も16番も17番もチャンスをつくりながらパットが決まらず、追い込まれた。

 しかし、首位を走っていた谷原が最終18番でスコアを落として流れが変わった。トップタイで臨んだ最終ホールで値千金のバーディーを奪い、勝利をものにした。

 10年、12年、22年に続く大会単独最多の4度目の優勝。石川は「10年の初優勝の時からグリーンの質、スピードが難しく、やりがいを感じる。毎年課題を与えてくれるコース。本当に幸せ者だなと思う」としみじみ語った。

 節目のツアー通算20勝にも到達。33歳54日での達成は史上5位の年少記録となる。「これだけのメンバーの中で優勝できたことは次の試合に向けて良い刺激になる。さらに上に行けるように頑張りたい」を視線を上げた。

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