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慶大が早大に連勝 清原正吾は男泣き…父和博氏観戦の中、最終戦は1安打 早大は12日に明大とV決定戦

スポニチアネックス / 2024年11月10日 15時31分

<早大・慶大>早大に勝利し涙する清原(撮影・藤山 由理)

 ◇東京六大学野球秋季リーグ戦 慶大2―1早大(2024年11月10日 神宮)

 東京六大学野球の秋季リーグ戦を締めくくる早慶戦が行われ、慶大が2―1で早大を下し、2連勝で勝ち点を獲得した。これで中1日で早大―明大の優勝決定戦が行われることとなった。

 10月24日のドラフトで指名漏れしていた慶大・清原正吾内野手(4年)は「4番・一塁」で先発出場。1点を追う4回に1死二塁から中前へ抜けるかという二塁内野安打を放ちチャンスを拡大。本間の右前同点打につなげた。清原は6回の二ゴロでは一塁へヘッドスライディングを見せるなど気迫をみせた。9回の最後の打席は空振り三振。4打数1安打に終わったが、試合は8回に勝ち越しに成功して逃げ切った。

 試合後、スタンドの応援席に向かってあいさつする際には、顔をクシャクシャにして涙をぬぐった。ネット裏には父の清原和博氏の姿もあった。9回の打席では両手を組み、祈るような姿で息子の姿を見守った。

 清原は「本当に2連勝で勝てて良かった。僕自身の力たけじゃやってこれなかった。試合のあとに込み上げてきて泣いてしまいました。(最後の三振は)僕らしてくていいんじゃいかと思います」と語った。これで大学での全ての公式戦が終了。今季からウエスタン・リーグに参入したくふうハヤテなどが獲得を狙っている状況で、自身の進路についてはこの試合まで言及していない。

 ◇清原 正吾(きよはら・しょうご)2002年(平14)8月23日生まれ、東京都出身の22歳。小3から「オール麻布」で野球を始め、中学はバレーボール部、慶応高ではアメリカンフットボール部でタイトエンドとして活躍。弟の勝児は慶応(神奈川)で昨夏の日本一に輝くなど2度の甲子園出場。1メートル86、90キロ。右投げ右打ち。

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