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【高校ラグビー】国学院久我山のフッカー笠井は父が元日本代表 「花園でもスクラムで流れを」

スポニチアネックス / 2024年11月10日 16時49分

国学院久我山のフッカー笠井大志

 ◇全国高校ラグビー大会東京都予選 第二地区決勝 国学院久我山 27ー10 早稲田実(2024年11月10日 秩父宮)

 過去全国優勝5回の国学院久我山が27-10(前半24-5)で早実を下し、2大会ぶり44度目の全国大会出場を決めた。

 久我山は27-5とリードした後半10分以降、早実のアタックに耐える展開が続いたものの逃げ切り勝ち。前半終了間際と後半8分にPGを選択し、2本とも決めて22点差に広げておいたことが結果的に功を奏した。CTB斎藤航主将(3年)は「後半は3点でもいいから最初にスコアしようとチームで決めていた。22点差は3トライ3ゴールでも追いつかないし、相手にもプレッシャーになってよかったかな」と振り返った。前回花園に出た2年前は報徳学園(兵庫)に0-26で完敗して3回戦敗退。斎藤は当時1年生で「実際に出ていて悔しい思いをした。この1カ月でもっと上へ行けるチームに成長したい」と成長を誓った。

 高校日本代表候補フッカーの笠井大志(3年)は前半17分、モールを押し込んでトライをマーク。父は本郷ー法大ー東芝(現BL東京)で活躍した元日本代表プロップの建志氏で、「気づいた時には」ラグビーを始め、高1までは父と同じ右プロップだった。小学校までコーチとして指導してくれた父は今も、スクラムで右プロップと合わない時に「どうすればいいのと聞いたら教えてくれる。アドバイスを聞けるのはありがたい」存在だという。

 大学進学希望で「今後は大学で活躍できる選手になりたい」と話した。自信を持つのはスクラムなどセットプレーの強度と精度。2年前はサポートメンバーとして同行した花園へ、「雰囲気や強い相手とやれるのが楽しみ。花園でもスクラムで流れをつくっていきたい」と意気込んだ。

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