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五十嵐亮太氏がプロ野球改革を提言「世界大会があるなかでルールと違うとこでやるのもどうかと」

スポニチアネックス / 2024年11月10日 16時55分

五十嵐亮太氏

 TBSラジオ「SPORTS BULL presents 石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)が10日に放送され、ヤクルト、ソフトバンクOBでメジャーリーグでも活躍した野球解説者の五十嵐亮太氏(45)がプロ野球改革を提言した。

 芸能界屈指の野球通で知られるお笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(63)がパーソナリティーを務める同番組。この日のトークテーマは前週3日に続いて「日本シリーズ&ワールドシリーズを語り尽くす」だったが、DeNAが4勝2敗でソフトバンクを下したプロ野球の日本シリーズがまだ2勝2敗のタイだった時点での収録だったため、話の流れは自然と球界全体に及んだ。

 そのエンディングだった。番組常連だが、今回が2024年のラスト出演となった五十嵐氏に対し、石橋が「来年の野球界に期待すること」を聞いた。

 これに五十嵐氏は「これ、やっぱり(今季の)投高打低。ここなんですよ。3割バッターも本当に少ないし。もうね、やっぱり打つのが見たい。僕ピッチャーOBでね、お前引退したから勝手なこと言ってんじゃねぇ!って言われるかもしんないけど、やっぱりもうちょっと打つバッターほしいなって思いますね。そこと、あとはやっぱ盗塁数。激減してます。ので。もうベースおっきくしちゃいましょう、アメリカのように。ピッチクロックも本当は入れたほうがいいと思うんです。再来年になったらWBCも始まるし。でも、(NPBは)来年もピッチクロック入れる予定じゃないので。このへん、どうなのかなって。対応ですよね」と語った。

 これに石橋が「ピッチクロック入れると、投手のケガが増えるっていう話がちょっとありますけど、それはどう?」と冷静に質問すると、五十嵐氏も経験と知識をふまえて「関係していると思います」と冷静に回答した。

 「回復する間に投げなきゃいけないっていうところがあるので。疲れている間に投げなきゃいけない。たとえばイニング間でも急いで上がらなきゃいけないとかってなると、心拍数が上がると疲れっていうのもたまりやすいので。パフォーマンスが落ちているなかで力を発揮しようとすると力みにつながる。力みになると、そこからケガにつながってくるので、負担になる、無理のある動きをしなくちゃなんですよ。なのでピッチクロック入って時間制限あると、ピッチャーはケガしやすいよねっていう理由は分かる気がします」

 ピッチクロック導入について、NPBが慎重な姿勢であることについて理解も示した五十嵐氏。ここで石橋が「でも、(メジャーは)30分…平均で短くなったって言われてるんですよ」と試合時間短縮には確実につながっていることを指摘すると、五十嵐氏は「メチャクチャ見やすいですよ」としたうえで「どうですか?実際見てて」とメジャー観戦も多い石橋に質問返し。

 「いや、明らかにテンポいいですよね。日本の野球見てると、ピッチャーによってはもう少しテンポ良く投げない?って。野手のみんなもリズム出ないんじゃない?それ…っていう」という石橋に、五十嵐氏は「でも、おっしゃる通りですね。だから、変わろうと思えば変われるので。導入しちゃったほうがいいと思うんですけれども。そういったケガのリスクであったりとか、まぁ、ほか理由あると思うんですけれども。まぁ、まだ来年には入ってこないので。せめてね、ちょっとベースをおっきくするとか、何かね。アメリカになんでもかんでも寄せなくてもいいと思うんですけれども、世界大会があるなかで、そういったルールとちょっと違うとこでやるのもどうかと思うんで。そのへんね、NPBがどう対応するかっていうのもちょっと楽しみにしていきたいと思います」と最後まで冷静に話していた。

 

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