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広島・二俣 “脱ユーティリティー”だ「1つのポジションでやっていきたい」5年目来季へレベルアップ期す

スポニチアネックス / 2024年11月11日 5時1分

西武との練習試合で先制の左越え2ランを放った二俣

 宮崎・日南市で秋季キャンプを行っている広島は10日、同市の南郷スタジアムで西武と練習試合を行った。「2番・遊撃」で先発出場した二俣翔一内野手(22)が、初回無死一塁から左翼ポール際に今秋チーム1号となる先制2ランを放つなど、2安打2打点と奮闘。今季1軍完走を果たした若ゴイは5年目を迎える来季へ「1つのポジションでやっていきたい」と“脱ユーティリティー”でのレギュラー奪取を目標に掲げた。

 二俣が課題とする打撃で存在感を発揮した。0―0の初回無死一塁から左腕・杉山の内角高め直球を左翼ポール際へ突き刺し、先制の2ラン。来季のレギュラー奪取に向け、成長ぶりを首脳陣にアピールした。

 「しっかり体の回転で回れて、ファウルにならずに、いい打球が飛んだ。自分の手応えもあった」

 2―4の3回1死でも初球を左前打。2安打2打点と気を吐いた。試合前まで秋季キャンプ中の実戦3試合は、9打数無安打。なかなか結果が出ない中で、7日の紅白戦後には藤井ヘッドコーチから助言をもらった。

 「“構えている時に力が入っているように見える”と言われた。構え(グリップの位置)を低くして、(振りにいく時に)バットを上げてから、しならせるイメージで、と。今日は、体を回転させながらバットがしなって出てきた。やってきていることができていると感じた」

 取り組んでいることに手応えをのぞかせた。今キャンプ前に首脳陣に提出したリポートでは「当てにいかず、まずは自分のスイングをする」と記した。追い込まれてからの対応力は持ち味としてあったが、初球から当てにいくことが目立ったことから、心構えも改めた。

 今季は1軍デビューを果たすどころか、80試合に出場して打率・196、1本塁打、7打点。投手、捕手、中堅を除いた6ポジションを守り、ユーティリティープレーヤーとして1軍完走を果たした。だが、20年の育成ドラフト1位からはい上がった苦労人は、さらに上を見る。

 「いろんなポジションをやって、ユーティリティーで野球人生を終わりたくない。レギュラー、1つのポジションでやっていきたいと思っている」

 今秋の実戦では遊撃で出場が続く22歳について、新井監督は「スイングの力はあるし、速い強い真っすぐに対して、いい感じでスイングができている」と評価。ポジション争いについても、「遊撃で矢野が今年は頑張ったけど、まだまだレギュラーではない。当然、遊撃というポジションも争ってもらう」と強調した。チャンスをつかむために、二俣はレベルアップを期す。(長谷川 凡記)

 ○…二俣はこの日の試合後に契約更改交渉に臨み、700万円増の推定年俸1200万円でサインした。大幅アップを受け、自己投資として“食トレ”に励むと明かした。「体が細いので、サプリメントだったり(を買って)、焼き肉とか、おいしいものを食べたい」。身長1メートル80に対し、現在の体重は77キロだといい、「体重があれば、打撃でも飛距離とか変わってくると思う。体づくりをやっていかないといけない」とパフォーマンスの向上へ余念はない。

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