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大関・豊昇龍が連勝スタート 引退した東龍の「稽古は嘘はつかない」の言葉が好き

スポニチアネックス / 2024年11月11日 20時3分

<九州場所2日目>若元春(右)を押し出しで破る豊昇龍(撮影・成瀬 徹)

 ◇大相撲九州場所2日目(2024年11月11日 福岡国際センター)

 西大関・豊昇龍(25=立浪部屋)は東小結・若元春(31=荒汐部屋)を圧倒して初日から2連勝とした。立ち合いから突き放し。右を差しながら前に出てそのまま豪快に若元春を土俵の外に吹っ飛ばした。

 快勝に大関は「集中してやれた。うまく集中して攻める相撲を取ろうと思った」と笑みがこぼれる。場所前には時津風一門の連合稽古で若元春と稽古を積んできた。「毎場所やる相手。稽古もしてたし自分の相撲がよかった」としっかり研究してきた成果。今年1月の初場所以来の連勝発進に「久々だね。とくに意識してないので集中してやれている」と納得顔だ。

 今場所はとくに大事にしていることがある。モンゴルの先輩であった引退した東龍の断髪式で本人から「稽古は嘘をつかない」と日本語で伝えられたという。それから「その言葉が好きになった」と常に頭にあり稽古をこなしてきた。さらに秋巡業前には師匠の立浪親方(元小結・旭豊)に「しことすり足だね」と言われたという。「相撲のことは言われたが、稽古のことはあんまりいわれたことがない」と久々の師匠からの指導をしっかり守ってきた。大関としてこのまま連勝街道を突き進むつもりだ。 

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