広島カープ駐米スカウトが明かす「NPBの助っ人外国人」に“当たり”が減った深刻事情
スポニチアネックス / 2024年11月11日 20時49分
元広島監督の野村謙二郎氏(58)のYouTube「ノムケンCHANNEL」に広島の駐米スカウトを務めるエリック・シュールストロム氏(57)、スコット・マクレーン氏(52)、ブラッド・エルドレッド氏(44)が出演。元広島助っ人でもある3人が、日本で活躍する外国人が減った深刻な事情を明かした。
2003年からスカウトをしているシュールストロム氏は「毎年難しくなる」と明かした。
エルドレッド氏は「メジャーリーグの枠が増えたことが大きい」と指摘した。
2020年にメジャーの出場選手登録枠が「24」→「26」に増えた。単純に「30球団×2人」で60人がメジャーにキープされたことになる。
26、27人目くらいにいたメジャーと3Aを行ったり来たりする選手は「4Aプレーヤー」と呼ばれ、タフィ・ローズ、ペタジーニ、カブレラ、バレンティン、エルドレッド、マクレーンらがこの層に当たるという。
そして、その層が今は日本に来ない。
エルドレッド氏は「今メジャーの最低年俸が上がって来て登録枠に入れば多くの収入が得られるので満足している」と指摘。マクレーン氏は「メジャー登録期間の長さで年金など引退後の福利厚生が大きくなるのでそれを手放してまで日本に来ない」と説明した。
さらに選手数そのものが減っているという。
シュールストロム氏は「MLBと選手会の労使協定が変更されてドラフト指名が20巡目くらいに減った。かつては50巡目以上あった」と明かした。
さらにマイナーリーグのチームが20%削減され、全米でおよそ45チームがなくなった。当然、選手層も薄くなったという。
結果的に日本の球団の選択肢が減り、獲得する選手は当たりにくくなった。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
広島新助っ人は「有望株だった」 マイナー106発も…米メディアが指摘した“弱点”
Full-Count / 2024年11月11日 20時25分
-
伊東勤氏 西武ライオンズが今オフ獲得すべきイチ推し助っ人の名前「まだ2、3年は働ける」
スポニチアネックス / 2024年11月11日 14時19分
-
広島が右の大砲モンテロ獲得発表 メジャー通算21発 得点力不足解消へ「ベストを尽くす」
スポニチアネックス / 2024年11月9日 5時47分
-
《巨人》先発の金丸夢斗を外して「1~3位に内野手指名」はFA&外国人の大型補強の前兆か【2024年ドラフト全内幕】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月25日 16時31分
-
“神ドラフト”はどこだ…専門家が徹底分析 複数競合を引き当てた逸材の未来
Full-Count / 2024年10月25日 13時58分
ランキング
-
1大山悠輔FA宣言!虎の4番が巨人に? 阪神ファン悲痛な叫び「巨人は勘弁。残留して」
iza(イザ!) / 2024年11月13日 11時26分
-
2「それは日本に失礼だ」 侍J戦でチェコ代表監督が尽くした礼節 通訳が明かしたハチマキ姿の真意
THE ANSWER / 2024年11月13日 9時53分
-
3ドジャースは「日本の広告で大金得た」と米指摘 154億円のスタジアム改修は「大谷のおかげだ」
THE ANSWER / 2024年11月13日 15時3分
-
4少年空手の危険行為 全日本空手道連盟が声明「空手を名乗る大会で…」 他団体による大会も「心を痛める」
スポニチアネックス / 2024年11月13日 9時48分
-
5佐々木朗希の「投げては休む」をメジャーは受け入れるのか? 大谷翔平とは正反対のメンタル
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月13日 9時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください