明大・宗山塁は信頼される選手になる「最後の1年間は主将を任され濃い1年間でした」

東京六大学野球＜早大・明大＞敗戦し厳しい表情で引き揚げる宗山ら明大ナイン（撮影・木村　揚輔）

　早大・伊藤樹投手の前に3安打零封負け。楽天1位の明大・宗山塁主将（4年＝広陵）も3打数無安打に終わり、ネクストバッターサークルで終戦を迎えた。「伊藤君に緩いカーブなどうまく使われた。何とかつないでくれと思ったけど、そう簡単にいくスポーツじゃないし。明治では1年生から多くの試合に出場させてもらい成長させてもらった。最後の1年間は主将を任され濃い1年間でした」と4年間を振り返った。

　今季で退任する田中武宏監督は「とにかく手のかからない選手。自分のやるべきことが分かっている。宗山の118安打全部も見れたしね」とうれしいそうに宗山に目をやり晴れやかな表情を作った。遊撃手としてベストナイン4度。神宮の看板選手に成長した宗山は喜び、悔しさを胸に次のステージの向かう。