同僚の宮城もうらやむ必殺球 オリックス・曽谷龍平の力投支えた右打者殺しの球種とは
スポニチアネックス / 2024年11月13日 7時0分
今季5位に沈んだオリックスにおいて、明るい未来を予感させたのが曽谷龍平投手(23)だ。今季チームトップタイの7勝を挙げ、規定投球回には未達ながら119イニングを消化。防御率2・34と、先発ローテの一員として奮闘した。
MAX153キロの直球とともにプロ2年目左腕の力投を支えた武器が、今季の被打率・168(共同通信プロ野球データシステム『翼』調べ)を誇った切れ味抜群のスライダーだ。変化量の大きな“スラーブ”で、右打者の内角を大胆に突くことができるのが大きな特徴。エース左腕の宮城も、「僕は(打者の)足に当たることが多くて、それを意識して甘く入って打たれることがある。(曽谷は)右打者の内へスライダーを投げきって勝負できているので、僕も欲しい」とうらやむ技術を誇る。
曽谷自身、「スライダーの切れは昔から自信があった」一方で、「コントロールの仕方がちゃんと分かったのは今年から」だという。ルーキーだった昨季、1軍同行中に厚沢投手コーチからかけられた一言が始まりだった。「“自分の武器を扱えるようにしよう”と言われて。投げる意識であったり、こういう感覚で放ってみたらいいんちゃうかみたいなことをやっていったら、どんどん良くなっていった」。地道に鍛練を重ねた結果、死球を与える恐怖感も「怖さはないです。ビビっていたら投げられないので」と振り払い、必殺球としての磨きをかけた。
シーズン途中に痛めていた右手有鉤(ゆうこう)骨の摘出術を10月2日に受け、先週末にキャッチボールを再開。12月中のブルペンでの立ち投げを視野に入れ、来春のキャンプにも「全然間に合います」と拳を握った。さらなる飛躍を期す来季へ、課題も明確に自認する。「やっぱり無駄球を少なくしないと、長いイニングを投げられない。宮城とか見ても無駄球はないですし。そこは今年感じたところ」。先発陣の柱へ、確かな歩みを進める。
(記者コラム・阪井 日向)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
オリ・吉田輝星 来季も救援起用継続 新球“カットファースト”で勝ちパターン食い込む「得意球に…」
スポニチアネックス / 2024年11月15日 5時46分
-
ダッシュが原因で引退決断「もう終わりかな」 阪神から慰留も固辞…ボロボロだった体
Full-Count / 2024年11月7日 6時50分
-
吉田輝星が記録した“衝撃の数値” 新天地で躍動…直球生かす“新球種”が開花
Full-Count / 2024年11月1日 20時21分
-
清原正吾は“指名漏れ”も…募るプロへの思い 奮起する東大・2世投手「父親を超えたい」
Full-Count / 2024年10月27日 8時30分
-
全力投球なのに…助っ人激昂、まさかの“侮辱”と勘違い 波紋呼んだ投球「知らんがな」
Full-Count / 2024年10月24日 6時50分
ランキング
-
1【侍ジャパン】ベネズエラに逆転勝利で無傷の7連勝&国際大会26連勝 2大会連続決勝に大きく前進 牧が決勝満塁弾など13安打9得点
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月22日 23時2分
-
2侍ジャパンは2次ラウンド2連勝、決勝進出の条件は…23日昼の試合結果で決定の可能性も
読売新聞 / 2024年11月23日 0時20分
-
3王貞治氏 大谷翔平は「百何十年の歴史の中でただ一人の人」歴史的快挙にこれ以上ない称賛の言葉贈る
スポニチアネックス / 2024年11月22日 23時28分
-
4ベネズエラ・ロペス監督「夢であり、これぞベネズエラだという試合をやろう!」 日本戦敗戦も前を向く
スポニチアネックス / 2024年11月22日 23時44分
-
5【プレミア12】大勢「点を取られて悔しいですね」「ただ僕の力不足、技術力不足で打たれた」
スポニチアネックス / 2024年11月22日 23時48分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください