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ハリケーン被害のレイズ本拠地は来季使用できず 修理費用86億円超、復旧は26年に

スポニチアネックス / 2024年11月13日 8時10分

大型ハリケーンにより被害を受けたレイズの本拠トロピカーナ・フィールド(AP)

 ハリケーンの被害を受けたレイズの本拠地トロピカーナ・フィールド(フロリダ州セントピーターズバーグ)が、来季は使用できないことになった。建物を所有するセントピーターズバーグ市が12日、修理費用は約5570万ドル(約86億3000万円)で復旧は26年になるとの報告書を発表した。

 90年にオープンしたトロピカーナ・フィールドは10月にフロリダ州などを襲ったハリケーン・ミルトンにより、屋根を形成する布製パネル24枚のうち18枚が破損。ただし、屋根を支える基本構造は使用可能だという。

 レイズは28年の開場を目指し、総工費13億ドル(約2013億円)で新球場の建設を計画。同市はハリケーン被害に対する損害と修理に対する保険金請求権を持っているが、総費用の一部にすぎないとみられており、トロピカーナ・フィールドを修理せずに新球場完成を待つ選択肢もある。

 大リーグ機構(MLB)はレイズの仮本拠地として、タンパベイ地域にある複数のスプリングキャンプ会場を提案。候補地にはクリアウオーター(フィリーズ)、タンパ(ヤンキース)、ダニーデン(ブルージェイズ)、サラソタ(オリオールズ)、レークランド(タイガース)の球場のほか、レイズのキャンプ地ポートシャーロットも含まれている。これらの球場のほとんどが、夏の間はマイナーリーグのチームを受け入れている。

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